妊娠経過~61朝日新聞と日経新聞 | 『新種・負け犬』の私が産んだワケ

妊娠経過~61朝日新聞と日経新聞

15th Mar 2005

実家に戻って安静生活を送っているが、とにかく暇。

活字中毒と情報枯渇症は仕事生活以来相変わらず。

これまで、日経を駅で購入し、ばっと読み飛ばして会社で捨ててた。

今は、隅から隅まで読めるけれど、実家では朝日と付き合うことになった。

実家は日経新聞と朝日新聞を取っているが、日経は朝早く読んでしまわないと、

父が起きるとトイレに持って行き(「愛流刑」をこっそり読んでいるらしい(笑))、

その後、仕事へ持っていってしまうため、日がな一日、朝日新聞を読む羽目になる。

ところがだ、

この朝日新聞を隅から隅まで読んでみることが、人生観を変えることになった。

つまり、いつも日経新聞だけに慣れていた私は、

朝日新聞の「介護」や「DV」などの福祉ネタ、「借金」や「障害者」「地域」ネタの嵐に

言葉が悪いが、気分がめちゃめちゃ暗くなってしまった。

多分今まで、こうした『本当の現実』に目をそむけて

忙しく、仕事をしてきたのだろう。

多分、多くの男性がそうやって、家庭や、生活の現実を女性におしつけて

自分は外に出て仕事をしているのだと思う。

それを証拠に、朝日新聞には、記者が書く記事というより、

個人の「投書」が多く載せられている。そのほとんどが、シニア、主婦、学生、フリーター。

これは、私にとってさらに衝撃だった。


人は、できれば、こういった、「老い」や、「生活苦」といったものを見ずに生活したい。

ビジネスマンでいれば、忙しさに任せて、見ないでもすむことではある。

(もちろん、家族や身近な問題になれば、そうもいかないのだが…)

それらのしわ寄せが、シニア、主婦、フリーターなどに行っている現実。

そして、彼らは、多分、その問題をなんとかできる力は、弱い、だろう。

もちろん、妊娠して動けなくて、仕事も放り出した自分には

なおのこと、なんとかできるはずもないのに、

毎日、こうした現実を眺めさせられては、ちょっとブルーになっている。

矛盾。

「情報の方向性」が間違っている気がしてならない。

連ドラの再放送と朝日新聞に彩られて、今日も何気ない一日が終わる、、、、。

これって、やっぱり

ダメ人間?