子宮筋腫&帝王切開の真実!-2 | 『新種・負け犬』の私が産んだワケ

子宮筋腫&帝王切開の真実!-2

子宮筋腫ホルダーの私。妊娠するまで気づかないほどの大きさでした。

 子宮筋腫に関しては、いろいろな症例があるそうなので、

あくまでも 個人的な状況ですが、やたらに切る事を推奨する医師にあたった

場合は、 やはり、セカンドオピニオンを収集することをオススメします。

 私の場合、妊娠3ヶ月ですでに、筋腫は子宮の内部にこぶし大に成長。

 まさに、「子供と双頭」状態。

でも、子供にとってはいい遊び道具だったようで、 筋腫に腰掛けたり、

ひじをついたりして、楽しんでいた様子(暢気?)。

 

妊娠5ヶ月目に、筋腫が炎症を起こし、緊急入院となりました。

 かなりの熱と痛みを感じ、しばらくは歩くことも困難でした。

 結局、3週間入院をして、その後は出産まで、外出禁止、入浴も湯船禁止の

 自宅安静。

後述する横森理香さんの著書を参考に、肉食も止めました。

 (最終的には、ここまで安静にしなければいけなかったのかどうかは、

 疑問が残りましたが、、、。ただ、医師によると、妊娠後期に子供の重みや

動きで、再度筋腫が炎症を起こす症例も多く、できるだけ安静を保つことが

 必要とのこと。)

まあ、いづれにしても、同様の状況であれば、「子供を諦めて筋腫切開」や、

 「筋腫がある時点で,妊娠ができないので、先に切ろう!」という医師もいる

そうですが、妊娠、出産自体は、筋腫とうまく付き合えれば問題ないのです。

なので、やたらに切ることを進める医師に当たった場合は、慎重に!


 入院中に横森理香さんの「愛しの筋腫ちゃん」を読んで共感したのは2つ。

 どうやら、こういった女性疾患を起こしやすいタイプの女性は、

 「女性性を否定、または、容認できずにバリバリ働いてきたタイプ」が多い。

 確かに、、、。

 未だに、キャリアウーマンと、母親の像が自分の中で結べない自分がいる。

 実は、妊娠中も、妊婦姿自体を受け入れることができなくて、

 通販カタログも、海外ブランドのマタニティ服も検討したけれど、

どうしても、買う気になれず、母が買ってくれた一張羅のマタニティで

 ほとんどの検診や、客対応を済ませてしまった。

 もっと、妊婦生活を楽しむこともできたはずだけれど、、、。


 もう一つは、病を乗り越えるには、最終的には「心の持ちようを変えることが必要」。

 実は、妊娠がわかった時点で、医師からは 「いつ筋腫変性が起こるか分からない。

起こったら、痛くて仕事どころじゃ なくなります。今すぐ仕事を辞めるか、

代理を立てる手配をしとけ」と言われ、 ショックで、怖くて怖くて、

筋腫に向き合えず、余計に仕事に打ち込んでました。

 なので、いきなり来たんです、、、来る日が。

 入院中も仕事のことばかり考え、キャリアに傷がつくことを焦ったり、

泣いて ばかりいました。痛かった、、、というのも大きかったけれど。

でも、段々、赤ちゃんがお腹の中で、筋腫と遊ぶ姿を想像したり、

 横森さんの書いているように、筋腫を作ってしまった自分=自分に嘘をついて、

 無理ばかりして仕事していた自分に気がつきました。

 筋腫があったから、そんな自分を振り返る貴重な半年間が得られたこと、

 そして、自分の体、赤ちゃん、そしてこれからの人生を作り直すことに

向き合えた こと、すべてに感謝したとき、痛みも治まり、安定した生活を得られた

と思っています。


 もちろん、精神論で解決できる症例ではない、ということは事実です。

 ただ、しかるべき処置をしても、心が変わらないと、また筋腫は増え続け、

 大きくなり続け、真の健康や、心の平安は手に入らない、という

 横森理香さんの主張は私も、身をもって体験し、実感しています。

 これから産休に入り、1年後には、どんな働き方をしたいのか、 というか、

どんな「自分の生かし方」を、会社や社会から求めてもらえるのか、 は、

まだ見つかっていませんが、きっと、新しい自分に出会える日がくると

 今は信じることができます。大した根拠はないんだけれど。

今は、育児という新しい体験を積むことと、

 錆びないように、日々、細切れ時間で勉強を続けることしかないと思っています。


 筋腫に限らず、「職場復帰」「継続キャリア」について同様の体験をされた方の

 コメントを心よりお待ちしています。