復興への取り組み〜釜石鵜住居復興スタジアム&三陸鉄道リアス線〜 | ラスベガスTOKYO食べ歩き生活

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今日は、2021年3月11日。
東日本大震災からちょうど10年ですね。

私はあの日、たまたま母とサイパンに旅行中で、その時の揺れを実際に体験していないので、その後の報道で震災の恐ろしさを知ったというのが本当のところです。

ただ2019年に、ご縁があって岩手県釜石市にある「釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアム」に行って、復興への取り組みを教えていただく機会がありました。


そのことを今までブログに書いたことはなかったのですが、震災から丸10年経った今日、ここに書き記しておこうと思います。

こちらが釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアム


釜石市に行ったのは生まれて初めてでしたが、東日本大震災で死者・行方不明者が1000人を超えたそうです。


釜石市は、被災後の復興計画「復興まちづくり基本計画」の主要施策のひとつに「将来の希望を創る個性的な取組の推進」を掲げ、市外の賑わいを呼び込みうるスポーツ大会の開催の可能性を模索したそうです。


かつて日本選手権7連覇を果たして「北の鉄人」とも称された新日鐵釜石(現・釜石シーウェイブス)の地元で、ラグビーが盛んな街であったことから、震災直後は瓦礫の山だった場所にスタジアムを作り、2019年に日本で開催するラグビーワールドカップの試合の誘致を目指しました。



皆様の努力が見事に実って、ワールドカップの誘致に成功。


開催12都市の中で唯一新設されたスタジアムだったそうですが、その話を聞いてこのスタジアムを見た時、涙が出そうになりました。



青い空に緑の芝生が映えて、本当に美しいスタジアムですね。


ワールドカップの試合は、2試合開催される予定でした。


ここに行ったのは8月だったので、9月25日の試合のことはネットで知りましたが、国歌斉唱の前に東日本大震災の犠牲者に向け、訪れた国内外のファンが全員で黙祷を捧げたそうです。


そして 14025人の大歓声の中、世界ランク19位のウルグアイが10位のフィジーに30-27で勝利し、16年ぶりのW杯白星という番狂わせとなったそうで、8年前には想像もできなかった光景だったとのこと。

そして、10月13日に予定されていたナミビア-カナダ戦は、なんと釜石市をおそった台風19号による被害で中止になったそうなのですが、カナダ代表の選手らはボランティアとして、釜石市内の被災地域で泥の搬出などに奔走し、ナミビア代表は宮古市内で市民と交流会を開いて、世界のラグビーファンを感動させたそうです。

ラグビーを通じ、日本だけでなく海外の方からも支えてもらった素晴らしいエピソードに胸が熱くなりました。


そして、復興への取り組みのもう一つ、三陸鉄道にも乗ることができました。



走り続けろ…三鉄魂
復活するぞ…釜石魂


三陸鉄道も、震災による大津波によって鉄路や駅舎に壊滅的な被害を受けたそうですが、5日後には早くも一部路線で運行を再開したそう。

被災者を勇気づけた鉄道マンたちのこの迅速な行動は、地元の住民はもとより、全国からの復旧を望む声へとつながったようです。

この日は釜石駅から、終点の盛(さかり)駅まで乗りました。


3月に盛から久慈までつながり、163キロ開通したのですね。


まるでヨーロッパで走ってそうな、素敵な列車です。


インテリアも上品でお洒落。


乗車時間は49分。盛に着いた時には真っ暗。


盛駅ももちろん初めて。


JRの駅も隣接していました。


記念乗車証明書は宝物です。


詳しい復興の様子はコチラに出ていますので、よろしければ読んでみてください。

今日は復興への取り組みを二つ、紹介させていただきましたが、実際に震災を体験していない私が書くのはおこがましいかもしれないという思いがあり、ブログに書くことに迷いもありました。

ただ、多くの方々の強い思いが集まって、復興に向かって前進している具体的な実例を知る機会を得たので、それをこうして伝えていくことも意味があるかもしれないと思い、思い切って書くことにしました。


最後になりましたが、震災で亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

そして、被災地で今も尚、大変な生活をされている方々が、平穏に暮らせる日を取り戻せますように。

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