マロングラッセ発祥のパティセリーとして有名な、パリ16区にあるパティセリー
「BOISSIER ボワシエ 」が日本に初上陸したのは2007年のことです。
場所は東京大丸でしたが、その時のことは明瞭に覚えています。
何しろ、当時の上司がネットをググりながら、「いよいよボワシエも上陸か~」
と感慨深げな声を出したので、無知な私が「何ですか、それ」と聞き返した所
「お前、ボワシエも知らんのか」と冷たく言われ、その時にマロングラッセの
発祥のパティセリーであることを知ったのです
また、かのヴィクトル・ユゴーが作品の中で、ボワシエの味を賞賛したという
エピソードもあります
基本ミーハーな私は、すぐさま大丸のボワシエに行き、「とにかくインテリアが
素敵で感激しました」と報告しました。
本来なら、マロングラッセの味に関する感想を言うべきだったかもしれませんが、
何よりも、ブルーを基調とした上品な雰囲気にノックアウトされてしまったのです。
それ以来、東京駅でティータイムと言えば、絶対ボワシエとなり、何度も何度も
お邪魔しましたが、そんなボワシエが1月17日に日本から撤退すると聞いたのは、
1月上旬のことでした
とにかくビックリよりもショックの方が大きかったですが何が何でも閉店前に
もう一度行きたいと思い、色々日程を調整した結果、閉店日の1月17日しか
都合がつかなかったので、その日に行ってまいりました。
入ってすぐ左には、ショーケースがあります。こちらの詳細はのちほど。
入ってまず圧倒されるのは、天井の高さ。
このカーテンのブルーの色が、なんとも上品で美しいです
ソファー席も優雅。
特に奥のソファーは、まるで邸宅のリビングのような雰囲気で、ずっと憧れて
いましたが、一回だけ座る機会に恵まれました
この日は、ここに訪れる最後の日ということもあり、店内を見渡しやすい真ん中
さて、メニューです。
最後にいただくのはモンブランのケーキセットと決めていました
来ましたよ~
そうそう、ここで使われているプレートとカップは全てビレロイ&ボッホなのです。
ビレロイ好きなベガ、上司の導きによってここに来るのは運命だったのかも
パリのカフェでも、ビレロイを使っているそうです。
この鉄ポットを最後に見るために紅茶のセットにしましたが、こちらはさすがに
本店ではつかっていないそうで、日本に初上陸ということで、日本らしさを
こちらのモンブランは、意外にもマロンのペーストがそれほど濃厚ではなく、
中はスポンジとチョコレートクリームが入っているタイプでした。
もう最後だと思うと名残惜しくて、食べ終わってもなかなか席を立ちたくない
衝動にかられ、可愛いエンジェル達の写真なんぞを撮りまくり
可愛い天使ちゃん達に、心が癒されます。
がっつり大人買いしたいのは山々でしたが、いかんせんこちらはお高いモノが
多くて... 何しろ、マロングラッセが1粒735円ですからね
色々迷った挙句、こちらの3種類にしぼり、いくつか買ってまいりました。
そうそう、以前ホワイトデーに、ベガ旦那がボワシエを買ってきてくれたことが
あるのですが、(レポ→☆☆☆ )その時に入っていたフラワーペタルは、もう
売っていませんでした~
よ~く考えると、ここに来る時はいつもひとりでした。
だいたい会社帰りが多かったですが、いろんな想い出があるので、寂しくて
仕方がありません。
パリには本店があるので、いつの日か行ってみたいです
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