政府 岸田内閣は原発政策の大転換を決定した。


古い原発の運転延長(最長60年超)

再稼働の加速

新型炉への建て替え


福島第一原発にて起きたメルトダウンという人類史上最悪の大事故の教訓も生かされず、11年経っても全く手の付けようのない事故処理、廃炉作業の完了目処が立たない中での決定だ。





いずれ必ず南海トラフ巨大地震がやってくる。これには科学的根拠がある。地球で起きる大地震には周期があるからだ。周期は概ね100年から150年で繰り返し、前回は1944年および1946年。周期には数10年前後の誤差があるため、いつ来てもおかしくない。


政府、気象庁でも想定される津波の高さや被害について発表している。


だから想定外、なんて言葉は使えないのだ。10メートルを超える津波が押し寄せる南海トラフ地震は想定済みなのである。


特に影響を受けるのは浜岡原発(静岡県御前崎市)や伊方原発(愛媛県伊方町)と言われている。


にも関わらず、岸田総理は原発推進派にだけ聞く力を発揮して呆気なく原発活性化に舵を切った。


またこれに連動してか、この数日やたらとテレビCMで経産省名義のALPS処理水を海に放出するとの放送を目にするようになった。ALPS処理水?聞き慣れない言葉だが、あの事故でとめどもなく溜まる汚染水の事である。ALPS処理水なんて言うと汚染水よりクリーンなイメージを植え付けようとの魂胆が丸見えだ。どのような処理がされようと一度汚染された水の海洋放出は何がなんでも許さない。水産業界の風評被害が拡大するに決まっている。


トリチウム以外の放射性物質が、安全に関する規制基準値を確実に下回るまで、多核種除去設備等で浄化処理した水(トリチウムを除く告示濃度比総和1未満)を「ALPS処理水」 処理水ポータルサイトより一部引用


風評被害というが、私は風評というか実質的な被害だと思っている。実際、福島第一からは汚染水が海に流れでて地球規模の汚染を引き起こした。そんな中で福島周辺の海産物や農産物を食べる気がするわけがない。風評被害というのは言われのない濡れ衣を着せられた事を言うのだろうが、実際に海洋も土壌も汚染されてしまったんだから実質的被害でしょ?


事故後に関連する農家を風評被害から救うべく食べて応援というcmも良く目にしたが、私は当時から食べずに応援が正解だと思っている。汚染の度合いが低下したとしても食べて応援してしまっては原発事故を風化させる。返って原発推進派を応援する事になる。


汚染水でも同じ事が言える。汚染の程度を低下させたとて、海に流したらそこの魚食べたいですか?実質被害や風評被害を広めているのは政府と東電ですよ。


もう大丈夫、安心安全、目をつむろう、事故も汚染も無かった事にしよう、また原発推進しよう、原発再稼働しよう、古い原発もあり得ないほど長く使おう、巨額な費用で新しい原発作ろう、また原発でウハウハになろう、金をばら撒こう。



未曾有の大事故で原発に安全など無い事は既に証明された。


南海トラフ巨大地震は必ずくる。


危険な使用済燃料の保管期間は10万年…





なのに愚か人間はまた繰り返そうとしている。





核兵器も戦争も原発も要らないだろ。


No Nukes or Die.

原子力やめますか?それとも死を選びますか?


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