本年17冊目。
本年17冊目。
「千里眼NO.165」読了。
奥井 武「プレハブ万博万歳!」
鎌苅宏司「笑福亭松喬さんの『らくだ』」
今号も鎌苅先生が送ってくださった。
例によって奥井さんと鎌苅先生の寄稿の2文を読んだ。奥井さんのニュータウン論が好きだったんだけど、今号はいつもとは変わって万博讃歌であった。
大阪万博に反対のワシとしてはものすごく違和感があった。なんでここまで偏愛的に万博を持ちあげて肯定するのか。もちろん千里ニュータウンへの純粋な愛がこんなカタチで、こんどの万博に向かっているんだろうけど。そこは違うのではないかなあ的な視点がかなりあった。もちろん、ワシにとって。
著者からするとワシの視点がなんでそこまで万博を嫌うのかとなるんだろうけどね。(笑)
まず、あの場所。あそこは大阪オリンピックのために無理やり埋め立てたのにオリンピックが誘致できず宙に浮いたまんま約20年。大阪市の負の財産の象徴だ。
そんな過去をなんとか清算したいがための万博でありカジノだ。まず、そこが気に入らない。そんなケチのついた場所に固執する維新の腹の中は透けて見えるようなもんだ。
そして、大屋根、2億のトイレなど、お金の管理も出鱈目。それ以外にも理由がいっぱいあって万博には反対だ。
いつも楽しませてもらった奥井さんの寄稿。面識のない方をけなしているととられると申し訳ない。
こういう見方もあるんだなあという意味では面白かった。でも、論理が破綻しているようにも思った。
すいません。どうしても万博反対と賛成の二元論になってしまう。
これくらいにしときます。
かたや鎌苅先生。
いつもの市川伸彦作品論はお休み。
なぜか落語のお話。
あれ?先生、宗旨替え?
でも、ワシも落語はもともと好きなので面白かった。先生の意外な面を見た気がする。
この前小河さんと塚本さんに喜楽館に連れて行ってもらって、何十年ぶりかで落語熱が再炎。らくだは聞いたことがない。有名な大ネタだけに、聞いてみたいなあ。
このひとの独演会が西宮であるらしいので、買おうかなあ。
ぜんぜん感想になってない。
先生も、たぶん肩を休めるための執筆だったんじゃないかなあ(笑)。
推察です。すいません!
なんか、2篇とも変な感想で、すいません。なんだか、三平師匠みたい。