Aloha!

アンジェラです♪

 

 

我が家の先住犬

ハイパーガールの

チョコレート・ラブラドール

レトリーバー

レイちゃん

Leilani

 

 

彼女との出会いは

2013年にさかのぼります

 

 

一人娘のちよが

小学二年生になった頃だったので

そろそろ犬を飼ってもいいかな?と

思ったり

 

娘にも生きものというものを

身近で学んで欲しい

そして

お世話することで命の尊さを

学び始めるには良い年齢かな

とも思ったり・・

 

 

私がずっと犬を飼いたかった♡

というただ単純な気持ちも

大きかったと思いますが

笑・・

 

 

とはいえ

どんな犬を迎え入れられるのかは

まだまだ決めかねている状態でした

 

私は

大型犬には慣れているけれど

子供にはどうか?とか

 

小型犬は飼った経験がないのと

壊れモノのような存在で

大丈夫なのだろうか?とか

 

 

その上毎年の

日本帰省の予定もあるので

簡単には飼えません

 

 

だけれど

ウキウキ気分で

色んな想像を膨らませながらも

 

新聞の広告を見ては

「あ!ピットブルの里親探してるね」

「ミックス犬の赤ちゃんが生まれたから

もらって下さいだって!」

 

動物愛護センターに

わんこを見に行っては

この子も良いあの子も良い・・

などと夢見心地♡

 

 

そんなある日

「イエローラブラドール

レトリーバー犬の赤ちゃんが

生まれたのでお譲りします」

という記事を見つけました

 

イエローラブと言えば

想像するのは盲導犬

 

私はその昔

盲導犬協会のお手伝いをしたことが

あったのでとても懐かしい

気持ちになりました

照れ

 

 

そして

飼う・飼わないに関係なく

ただイエローラブに会いたい!

という思いが爆発しその方の

お宅に急遽伺うことにしました

相手方もいつでも遊びに来てくださいね〜

とのことでしたので・・

 

 

ホノルルから車を走らせて

ワヒアワというタウンへ

先日の桜の記事と同じエリアです

 

しかしながら

実際に着いたお宅で見た子犬は

イエローラブではなく

チョコレート・ラブラドール

レトリーバーの2匹だけでした

キョロキョロ

 

 

そして

年老いたチョコラブのお母さんが

ダランと気怠そうに寝転がっていました

 

 

お父さん犬は?と聞くと

既に亡くなったとのこと・・

お父さんがイエローカラーだったそう

 

 

お母さんに甘えようとする

チョコラブの子犬2匹は

男の子と女の子

お母さんには全く相手に

されないばかりか

かなり鬱陶しがられていました

え?!

 

「もうウザいわねーあっち行って!」

と言わんばかりに子犬達を振り解き

自分だけ高い椅子に上がり

避けていくのです

子犬達はそこまで行けません

 

 

え?!

私は目を疑いました

子犬の母犬って

こんな感じだっけ??

この光景は悲しくなりましたね

 

 

しかしながら

改めてじっくり母犬を見ると

その体はかなり疲れているようで

おっぱいも干からびた感じで

血色も良くなくて

とても健康体には見えませんでした

胸がチクッと痛くなりました

 

 

辺りを見回すと

広々とはしていますが

コンクリート打ちっぱなしのお庭で

土や緑は全くなく

誰かが済ませたおしっこの跡と

うんちがそのままになっていました

散歩でなくてここでいつも済ませてるのか?

 

 

オーナーさんは

常にニコニコしていましたが

私は心に何か引っ掛かりを

感じていました

 

 

私は

「お母さん犬は赤ちゃんを

何回か産んでいるの?」

と聞くと

「この子達で3回目」と

返事が返って来ました

びっくり

 

 

そっかブリーダーさんだったのね

 

 

私は

「飼い犬が赤ちゃんをたくさん

産んだのでお譲りします」という

ことなのかと思っていましたが

ビジネスだったのですね

 

 

それは母犬も大変だったことでしょう

 

 

そして

私が会ってみたかった

「イエローラブはどこにいるの?」

と聞くと

 

「あーあれはね、

イエローラブの中で

最後の子だったんだけど

つい最近売れたんだ!」と

嬉しそうにおっしゃいました

 

 

 

戯れ合うチョコラブ兄弟の姿を

目で追いながら

この子達は残りモノだと

言うことを知ったのです

ショボーン

 

 

このイノセントな子達は一体

どうなってしまうのだろう?

 

 

私は急に暗い気分になりました

イエローラブに会えなかったのは

もうどうでもいい

 

 

オーナーはこの子達を

飼う気持ちはないそうなので

 

この先

子犬達がどうなるのか・・

だけが気になりました

なぜか胸騒ぎがしていました

 

 

唯一

母犬はこれが最後だと

もう種付けはしないと

仰った事だけは幸いでした

 

 

私は本当にまだ犬を飼う予定や

準備は全くなかったのですが

早くて来年か再来年かな〜

なんて考えてはいましたが・・

 

 

「この威勢の良い女の子を

里子にさせて頂きます

おいくらで譲っていただけますか?」

 

と尋ねました

 

 

 

その瞬間

ダディも娘も口をアングリ開け

私の顔を見たのを今でも覚えています

 

 

だけれど私の目の奥にある

悲しい気持ちと決心を

読み取ってくれたのか?!

ダディも反対はしませんでした

あのときは本当にありがとう!

 

 

何も知らない娘は

「本当にこの子連れて帰るの?

犬飼っていいの?」と

戸惑いながらも大喜び

 

 

しかし私は

嬉しさなんかより

この状況を見てしまった

悲壮感でいっぱいでした

 

 

連れて帰るときの

準備はもちろん何もないので

 

上着に包んでお膝の上で

連れて帰ることにしました

 

 

オーナーさんからは

その日の夜と次の日の朝の

ドッグフードをいただいて・・

 

 

 

そうなんです!

その子が我が家の

『レイちゃん』

なんです

 

 

何も知らないレイちゃんは

車に乗せてオーナーさんのお宅を

後にし少し走り去った頃

「ワウ!」と

一言だけ鳴きました

 

『さよなら』を

言ったのかもしれません

 

 

 

私の後悔は

2匹一緒に里子にできなかったこと

兄弟揃って引き取りたかったですが

それはちょっと難しい状況でした

本当にごめんね・・

 

 

今なら・・

今の状況なら飼えたのに・・

と今でも悔いが残っています

 

 

だけれど弟君の方が

レイちゃんより大人しいので

きっと貰われるだろうという

私なりの確信はありました

 


その後

やはり気になったので

オーナーさんに連絡して

聞いてみましたら

「暫くして貰われていったよ」

とのことでしたおねがい

 

 

やっぱり!

良かった♡

 

 

ハイパーレイちゃんだと

飼い主を選ぶと思うのです

力がかなり強いですし・・

犬に慣れた方でないと・・

 

 

今思い返しても

あのときの私は居ても立っても

いられない状態でした

 

 

もしこのまま・・

里親が出て来なかったら

・・と思うと恐ろしかったです

動物愛護センターに連れて行って

くれるとは限らないですし・・

ハワイでもネガティブな話は聞きます

 

 

 

 

レイちゃんは今年の夏で11歳

 

あれから

もう10年以上が経つのだな

時の経つのは早いとしみじみ・・

 

 

私が動物愛護センターで

「ボランティアを始めようよ!」と

ダディや娘を誘うきっかけになったのも

 

「ネガティブなブリーダー」

と言うものを

この目で見て知ったからかも

しれないな・・と思いました

 

もちろん世のブリーダーさんは

この様な人ばかりではないと思います

 

 

 

レイちゃんとの出会いは突然で

そして

思いもよらない出来事でしたが

 

これが縁というものなのですね

 

 

 

 

 

レイちゃんが長い間愛用していた椅子

壊れてしまって今はありませんが・・笑

 

もうお休みの時間なのに

遊び足りないレイちゃん

 

 

 

 

 

ビーチの日♬

 

 

 

ハイパーレイちゃん

これからも元気で

長生きしてね飛び出すハート