13年は一言で語れない!Vol 46 誕生日
葉月出産後~生活編
葉月と私は葉月が生まれた日から、ほぼ、1ヶ月以上にわたり病院での入院生活を送っていました。
そんなある日、母が突然、「ごめんなぁ。。。アンタ、誕生日やのに、何もしてあげれてなくて・・・。」っと。
それで気がつくサマンサ・・・。
すっかり忘れていましたが、その日は私の3?歳の誕生日でした。
まさか、病院で葉月の入院中に誕生日を迎えてしまうとは・・・
(-。-;)
「ぁぁ・・・早く、家に帰りたい・・・」
もう、ここの病院の住人か?というぐらい住み着いちゃってましたし・・・。
サマンサ
『ほんまぁ・・・もう、一ヶ月以上になるねんなぁ・・・。』
母
『アンタも可愛そうやけど、葉月も生まれてから、たった1日しか家に帰ってないし、お宮参りから全部、何もしてあげれてないし・・・。退院したらいっぱいしてあげようなぁ!
葉月が頑張ってくれてるから、これ以上この子がこの先、苦しまないようにちゃんとお参りしにいこ。』
本当に、生まれてすぐから、こんなに頑張らせてしまって・・・。
人の運命ってもう、始まっているなら・・・この子のこれから先の運命が少しでも楽になるようにお願いしなくちゃ・・・。
「これから先、少しでも、この子の受難が少なくすみますように。」
それだけを祈りたかった。(無宗教ですがね)
母は珍しく、お昼ご飯を下のレストランに食べに行ったと思ったら、下のケーキ屋で私の誕生日ケーキの代わりにモンブランケーキを買ってきてくれた。
昔から変わらず、優しくて思いやりのある母。
反抗期の子供の頃はその思いやりがウザク感じたこともあって、逃げ出したかったこともある。
その日の晩、モラ次郎に葉月の退院後にお宮参りをしようと提案。
すると、モラ次郎・・・。
(´∇`)ケラケラと馬鹿にしたように笑ってます。
モラ次郎
『お宮参りの時期をすぎてるのに?それって、ええの?』
サマンサ
『ええんとちゃうかな・・・?わからんけど・・・・。』
モラ次郎
『もう、ええやん。どうせ、あんなん、金取るだけ取っての儀式なんやし。
金がもったいない。
まぁ、どうしてもやりたいっていうんやったら、やってもええけど?
あーちゃん達がお金出してくれはるん?
ちゃうやろ? 僕はあんなん必要ないと思うけどなぁ。』
サマンサ
『確かに、儀式っちゃぁ、儀式やけど・・・。厄払いやん?
わたし、昔からの儀式とか迷信的なこと結構大事にするし。
生まれてすぐに、酷い目にあってるんやし、厄払いしたいねんけど?』
モラ次郎
『厄払いって、ホンマに厄が払えるんかいな?
なんか、怪しいもんやでぇ~。
そんなんに金を払うんやったら違うことに金を使いたいわな。』
(ノ_-;)ハア…
これが、価値観の違いか・・・。
無宗教だけど、儀式を大切にする私。
なーんにも気にしないモラ次郎。
目に見えない力を信じる私、信じないモラ次郎。
こればっかりは・・・モラハラは関係ないね・・・。
ここでお宮参りで押し問答しても嫌な気分になるだけだったので、私は昼に母が買ってくれたケーキをモラ次郎に差し出した。
モラ次郎
『おっ、ケーキやん! どうしたん?これ。 美味しそう~♪』
サマンサ
『誕生日ケーキの変わりに あーちゃんが買ってくれてん。』
モラ次郎
『あ、そっか。 今日はお前の誕生日やったなぁ。 そっかそっか。
そら、おめでとうさん。』
って・・・覚えてないのは私だけじゃなく、アンタも覚えてなかったのね!“(*`ε´*)ノ彡☆バンバン!!
美味しそうにモンブランを食べるモラ次郎を見ていると、すっごい嫌な気分。
モラ次郎からマトモな誕生日プレゼントをもらったことは結婚前の2度だけ。
今でも使ってるヴィトンのエピのキーケースと日本製の腕時計。
13年間でこれのみっ!!
結婚後はショートケーキで誤魔化され、スーパーの花で誤魔化され・・・。
もちろん、それもプレゼントなんやけど、、、金額じゃないんやけど、、、500円もかかってない。
それでも、私は「ありがとう!覚えててくれたんやね!」って最初は喜んでました。
でも、それもたったの3年ほどでTheEndで。
それ以後はプレゼントどころか、私の誕生日を覚えてないだろ?って事に。
たいがい、当日に帰宅してから思い出したのがバレバレ。
毎回、毎年、同じ言い訳。
モラ次郎
『ぁぁ~、ごめん、ごめん、ケーキでも買ってこようと思っててんけど、仕事で遅くなってケーキ屋閉まってもーてん。』
毎年、毎年、同じ言い訳をされると、いい加減腹が立ち、
「もう、言い訳はええからっ!しゃべるなっ!!!」って思います。
モラ次郎の誕生日は1ヶ月ほど私より早く、私は毎回、プレゼントはちゃんと前もって準備をし、高価なものはプレゼントはできませんでしたが、モラ次郎が欲しがっていたものを前々からリサーチし、あげるようにしていました。
当時は情はあったわけやし、好きな人が喜ぶ顔を見たいと思いましたしね。
そんなある日、モラ次郎が言った言葉。
モラ次郎
『お前って、イベント好きなん?』
サマンサ
『イベント???って???』
モラ次郎
『なになに記念とか、そんなん女って言うのん好きちゃうの?』
サマンサ
『ああ~、そんなんないでぇ~(笑)
めんどくさいだけやん?(爆)』
私はてっきり、初キス記念日とか、初デート記念日とか初エッチ記念日とかの事だと思ったんやけど・・・。
付き合ってからも結婚してからも、そんなん言ったことないやん?
どちらかというと、記念日ってカレンダー通りでいいと思うねんけど?
モラ次郎
『ああ~、良かったわ。めんどいよなぁー?僕もそうやねん。
誕生日とかかって、何あげてええかわからんし、僕なんか子供の頃にもらった事はあるけど、大人なってからもらうっていっても、次のその子の誕生日にあげなあかんやん?
高価な物もらったら高価な物かえさなあかんし。
めんどいねん。プレゼント交換やん。
まして、夫婦やったら家庭内で金が回るだけやろ?』
(◎_◎) ン? それは・・・誕生日プレゼントのことでしょうか?
('-';A エーット,,アノォ..ソノォ...
サマンサ
『・・・それって・・・誕生日のことなん?』
モラ次郎
『え? そのつもりで話してるねんけど?』
・・・・・。
モラ次郎
『なんや?お前もプレゼントとかほしいわけ?家庭内で金まわすだけやったら、自分で欲しいもの買ったらええやん?って思うねんけどなぁ。
まぁ、一応、僕が忘れてると思いはったらあかんから、ケーキとか買ってたやろ?』
わかりましたっ!そうさせてもらいますっ!
もう、ショートケーキもスーパーの花も、二度といらんわっ!
てか、それもここ数年ないやんかっ!“(*`ε´*)ノ彡☆バンバン!!
サマンサ
『そんじゃ、そうさせてもらうわ。(〃*`Д´)
てかさ、人からもらってお祝いしてもらうのが嬉しいねんけどな?
なんか、アンタの場合お祝いとちゃうねんね?
物々交換なんや?!』
モラ次郎
『いや、お祝いはお祝いやけど、別にいちいちプレゼントなんか、ええんとちゃうかな?
太陽のもいっつも僕、思っててん。
別にあいつが欲しいものねだってるだけやろ?
それを家の金で買ってるわけやん?
別に僕が個別であげんでもええわけやん?
他人の場合も、もっと、めんどいやん?
お前、そう、おもわへん?
もらったら、そいつの誕生日に何か返さなあかんやん。
もらわんかったら、あげんでええし。』
ちょっとまってよっ!
いつ、貴方が太陽に個別にプレゼントしたことがあるってぇーのっ?
1度もないよ?
サマンサ
『なぁ?太陽にモラ次郎からプレゼントなんか、したことあったっけ?
ないやんな?
あっても、自分のお古のズボンとか、着なくなったシャツとか、お古ばっかりやん?
なにか、あの子に自分のお金で買ってあげたことなんかある?』
モラ次郎
『そやから、言ってるやん?家の金で買うって事は、僕の給料からも払ってるってことやろ?
だから、お前がそれはアイツにうまく言って、お前と僕からの共同プレゼントやって言えばええのんとちゃうの?
お年玉もそうしてほしいねんけどな?』
なんという、、、、人。
これって、価値観の違いだけ?
モラ次郎
『まぁ、プレゼント交換が楽しいっていうんやったらそうするけど?』
私はもう何も言いませんでした。
この後、モラ次郎が長々と自分の子供時代の話などをしたんですけど、親から誕生日などをキッチリ祝ってもらった事がないようでした。
それはそれで、可愛そうだと思って驚きましたが・・・。
モラ次郎にとって、誕生日はもちろんのこと、母の日なども無意味なんだそうです。
もちろん、私の両親にも一度もプレゼントはありませんでした。
今までにも書いてきましたけど、心が感じられなくて・・・。
なんでも、金、金、ですから・・・。
自分が人から楽器をもらったときなど、この上ない至福の顔をしていたのにね。
人にはプレゼントはしたくないってハッキリ言ってました・・・。
家族や仲のいい友人、恋人からのプレゼントって嬉しいものですけどね?
自分の中で、そういった習慣がないと、わからないものなんでしょうか?
でも、誕生日くらいは愛情があったなら覚えておいてほしいかったです。
コレ以後、私の誕生日にショートケーキもスーパーの花もなくなり、モラ次郎の誕生日にも何もしないでいいとモラ次郎から言われたので、夫婦の誕生日のお祝いはこの日を境になくなりました。
でも、たった一つ、モラ次郎がお祝いと称しガーベラを1本だけ持って帰ってくる日があります。
それは・・・結婚記念日!!
ガーベラは私の好きな花であり、モラ次郎から初めてのバレンタインデーのお返しがガーベラでした。
なぜこの日だけお祝いするのか?
出会いを大切にしたいのか・・・。
原点にもどるのか?
謎のまま。
そういえば・・・別居に突入した去年の結婚記念日には何もありませんでしたね・・・。
ってことは、この時からモラ次郎は家出の計画をしていたということでしょうか。
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今日の心言葉
「自分がしてほしいことを相手にしてあげる、それは幸せにつながる第一歩。」