13年は一言で語れない!Vol 44 謝罪なし
葉月出産後~生活編
葉月の検査が進み、それと同時にわかったのがMRSAのひつこさ。
MRSAは体のありとあらゆる場所から検出され、M先生をも驚かせた。
今の嘔吐が治まらないと自宅にも帰れないわけだけど、このMRSAは果たしていつ消えてくれるんだろうか・・・(-。-;)
結局のところ、脳波も異常なし、血液検査も重大な病気が隠れているとは思えない結果だった。
K病院から自宅に送られてきた新生児の胚芽腫検査結果なども異常がなかった。
K病院といえば、自分の病院で新生児をMRSAに感染させときながら、その事については何の謝罪や音沙汰もなく・・・。
「これが、病院のありかたか?」と、すごく疑問に思うと同時に、極めて心中穏やかではなかった。
T病院の看護婦も、
『K病院から何か連絡はありましたか?』と、仄めかす様に聞いてきてた。
看護婦さんに確かめると、病院同士との連絡もないようだった。
私はK病院の態度になんとなくモヤモヤした気分だったので・・・モラ次郎に葉月の報告をしたとき、K病院について話してみた。
モラ次郎
『ふむ・・・そら、まだ日が浅いからちゃうか?
お前、1ヶ月検診いくんやろ?
そんときに、入院の金も返してもらって葉月の話も言ったらええんちゃうの?』
サマンサ
『1ヶ月検診はもうすぐなんやけど、でも、タラコ先生に言うのもなぁ・・・。
先生じゃなく、病院側に言うべきやと思うからなぁ・・・。
感じ悪いやん?先生に言うと・・・。』
モラ次郎
『感じ悪いって、タラコ先生も感染さした一味やろーて。
お前が怒ってもええんちゃう?』
確かに、葉月を感染さした一味っちゃぁー、一味で・・・。
あんなに世話になったタラコ先生・・・あの先生のお陰で妊娠を乗り切れたと言っても過言じゃない。
その先生を掴まえて・・・すごい、いいにくい・・・。
サマンサ
『先生サイドってさぁ、たぶん、病院側の指示でしか動かれへんし・・・先生に言ってもしゃぁーないような・・・気がするねん。』
モラ次郎
『( -_-)フッ ま、ええけど、タラコ先生やったら言い難いん?
ほんじゃ、別の人に言えばいいのちゃうん?』
サマンサ
『タラコ先生以外なぁ・・・。』
こう言ってからΣ(゜m゜=)ハッ!!っとある疑問が・・・。
モラ次郎の言い方って、まるで他人やん!!!
なんか・・・冷静とも違うし、「僕には関係ない」みたいな・・・。
で、さっき、「お前が怒ってもええのんとちゃうの?」って言ったよね?
自分は怒ってないみたいに聞こえるんやけど?
そこで、私はモラ次郎にこう、話をふってみた。
サマンサ
『そういう話って、旦那が言うほうが一番ききめがあるんとちゃう?』
モラ次郎
『ε- (´ー`*) フッ お前~、自分が言いたくないからって・・・なぁ~。
言いたくないんやったら言わんでええやん?
ほな、僕、忙しいし、もう、切るでっ!』
サマンサ
『それって、私が言わなかったらどうするん?ほっとくってこと?』
モラ次郎
『お前、言いたくないんやろ?言いたくないんやったら、しゃぁーないって言ってるねん!』
サマンサ
『いや・・・だから、モラ次郎が病院に対して、謝罪の一つもないけど、どう思ってるんや?って聞けば?』
モラ次郎
『( ̄- ̄メ)チッ なんで、僕が言わなあかんねん!もう!切るで!ガチャン!!』
ε-(ーдー)ハァ どういう意味?
もう、わからへん・・・。
「なんで僕が言わなあかんねん」って・・・自分の子供がMRSAで命を落としかけたのに・・・。
そういえば・・・私の事故のときも全部私が一人で処理をしたんだった・・・。
事故のとき、入院してる私に代わり、旦那が被害届けを警察署に出したはずやのに、後日、出てないといわれ。。。
分かったときには、もう、被害届けは出せないといわれ、一人であたふたと処理をした。
被害届けについては友人も同行していたので、モラ次郎の間違いではなく、警察に被害届けの書類を破棄されたってことだった。(証拠はないけど)
加害者は家族(子連れ)で逃亡したにも関わらず、掴まえたときには反省してると言ったらしく、刑事も甘く見たんだと思う。
この犯人たち、すごくやっかいな夫婦で、私は入院代とか払ってもらえずに、結局、弁護士を立てる羽目に。
その時に初めて、出したはずの被害届けがないことがわかったんです。
すでに事故から半年が経過していて、被害届けが出せないと警察で言われました。
でも、必要な書類なので、出した本人を連れ、警察に乗り込めと弁護士に言われましたが、
モラ次郎は
「どうせ、警察なんかで捨てたか失くしたかなんかやろ。それを僕が行ったからって警察が認めるわけないし、行くだけ無駄や。」
と、言って、行かなかったんです。
その当時、お世話になっていた夫婦の方が市議を紹介してくれ、市議の方が警察署まで同行していただいたのですが、出した本人じゃないことから、アッサリと門前払いをくらいました。
その時に温厚な市議の方がおっしゃった言葉・・・。
市議
『いったい、ご主人は何をしてはるんですか?奥さんがこんなに苦しんではるのにっ!
僕が一度、ご主人にお伝えしましょうか?
奥さん、後遺症も大変やのに、ご自身の手続きとか、全部一人でやってらっしゃるんでしょう?
いくら、ご主人のお仕事が忙しいといっても、もう、ちょっとねぇ・・・。
僕が機会を作ってもらったら僕からご主人に言いますので!
また、ご主人と会える機会を作ってください。』
私はついて来てもらった事も、そう言ってもらったことも全て、申し訳なさで一杯になり、涙がこぼれてしまいました。
そして、何より、自分が情けなかったんです。
市議の方にそこまで言わさせてしまう・・・それほど、モラ次郎は旦那として失格だと言われているようにも思いましたし、本当に、それまでにもモラ次郎から率先してやってくれた事もない・・・。
普段、家の事や子供のことは別として、「イザッ!」っていうときには旦那の力が必要なのに・・・。
今、このブログを書いていて思うのですが、13年間でモラ次郎が男として頼りになった瞬間は一度きり。
阪神淡路大震災のときでした。
そして、それがモラ次郎との結婚を決めたきっかけ。
後にも先にもこれ一度きりです。
揺れが一番酷かったときに、私の上に覆いかぶさり、私を庇うモラ次郎。
それが・・・きっかけです。
「この人なら、私や子供を守ってくれる!」 そう、勘違いをおこした瞬間でした。
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「上に吐いた唾は自分にかかる!!」
読んだら押してくださいねd(゜ー゜*)ネッ!
続きは次回。
んじゃ、またぁ。