実はマミー、今のようにダディーの仕事を手伝う前は、
ワイキキの某巨大オーシャンフロント・ホテルでコンシェルジェをしていた。
そして、3年あまりお勤めの挙句、この不況でリストラされた。(結構あっけなく)
(もう少し言わせていただくと、首になる1週間前に「Employee of the Month(今月の従業員賞)」をもらった。
今考えてみれば、お餞別だったのね。。。)
結構毎日いろいろな珍事があって楽しい。
「旅の恥はかき捨て。」とは誰が考えたフレーズなのか。
とにかく、旅にはこれくらいの度胸、チャレンジ精神、素直に学ぼうとする気持ちが大切であり、
また旅を思い出深いものにすると思う。
ある日のこと、、、
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マミーが白人の同僚(日本語X)とデスクにいた時のこと。
マミーはは電話で接客中であった。
日本人の20代半ばのカップルがデスクにやってきた。
ここで先ず皆さんがすること。
スタッフのネームタグ。
マミーの名前で日本人であると確認。
(日本人顔でも全く日本語の話せない日系人スタッフも結構多い。)
しかし、彼らには運悪くマミーは電話中である。
そこでこのステキなカップルは同僚のジェニー(仮)に頑張って英語で聞いた(エライ!)。
カップル: 「Do you have a ホッチキス?」
ジェニー: 「Excuse me?]
カップル: 「ホッチキス。」
ジェニー: 「What Kiss?」
カップル: 「あれ?ホッチキスだっけ?ホチキッス?あれ?ホッチキッス?」
ちっちゃい「ッ」の置き所に問題の焦点がふっ飛んでいってしまったところで、
あまりの努力賞にマミーは電話を中断して、
「Jenny, they are talking about a stapler. (ステープラーのことだよ。)」
「Oh-, What did they call it? ( あぁ~。。えっ、これ(ステープラー)のことなんていってた?)」
なんてほのぼのとしたステキなカップル
こういう方々は進んでお手伝いさせていただきたくなるものなのです。
ホッチキスは考案者のお名前を商標登録したものらしいです。
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このアメリカ系某巨大ホテルでは、先ずどのお客様にも英語で対応するように教育される。
理由①もし相手が違うアジア系の国のお客様かもしれないから。
理由②日系のアメリカ人かもしれないから。
↑こういう方々は、自分の見た目から10羽ひとからげに日本人と判断されて気を悪くすることがある。
理由③日本人で自分の英語力の実践の場として頑張って英語を話したい人がいるから。
理由④日本人で英語力がある人は自分の英語力を低いと評価されて日本語で応対されたと思うから。
ということらしい。(いろいろ考えるのね。ホテルの方も。)
なので初めから思いきり日本語で話しかけてみるか、「Do you speak Japanese?」と切り出してくれない限り、
スタッフの方も簡単に日本語で話しかけるわけにいかないのだ。。。