丸ごとハワイ島案内

丸ごとハワイ島案内

ハワイ島のMakoaであなただけの特別なツアー&宿を提供しつつ、ロハスなライフスタイルを追求する、佐藤昌平が勧める、ハワイの本当の歩き方!! ハワイを旅するあなたへ!!



あけましておめでとうございます。だいぶ遅い挨拶になってしまいましたが、2020年という年になりました。令和元年から令和二年ですが、元年の次が二年という響きに納得が行かない気分です。

今年は、色々なものを「創造」して行く。そう心に決めている中で、七輪の火を見ながらカオスと破壊について思いを巡らしていました。

火は全てを無に帰す一方で新たな物を生み出している。それも単に「生み出す」というよりは全く別のものを「創造」している。

目の前のものの形を変え、次のステップになるその基礎を作り出している。

動物の中で火を好むのは人類。
だけれど、それは単に安全な食べ物が得られるからとか外敵が近寄らないなどという理由だけではない。

カオスと破壊に安寧を見出してしまう。それが、人というものの性だからこそ「火」を見ると心が落ち着くのだとお思う。

つまり、人は退屈なものに安堵感を覚えるのではなく、「火」というカオスであり破壊に、「創造」というエネルギーを感じ、安堵感を覚えているということだ。

「ああ、変われるのだ。」
「この退屈から逃れられるのだ。」という誘惑に耐えがたい欲を持った存在。それが人以外の何者でもない。

だからこそ、カオスと破壊が起きたとしても人は必ず乗り越え、そこに安寧を見出し、発展してこれたのだろう。

カオスと破壊に心の安らぎを覚える動物なぞ中々なのものだ。

さて、火を見て心が安らぐマゾヒズム的な「人」である自分に乾杯しよう。そして、「火」になり「想像」から「創造」へ。

 

「神聖な山だから、天文台を建てて欲しくない」

マウナケアを守る運動の中で、よく耳にする言葉だと思います。
 
そして、もしかしたら多くの人が「神聖」って何?と思っているかも知れないので、ハワイにおける(世界中の古代的な考え方における)「神聖」とは何かを説明しておきたいと思います。
 
ハワイで、皆さんはよく Kapuという言葉を耳にしたり、目にしたりすることが多いと思います。
 
簡単に言ってしまえば、Kapuとは「人間が作った掟」です。現代でいう法律みたいなものです。
 
そう思うと、kapu と言うのが絶対的に破ってはいけない、大切なルールであるような錯覚に陥りやすいです。
 
だけれども、あくまで「人間が作ったルール」なので、破ってしまう人もいるし、絶対ではありません。
 
じゃあ 絶対的なルール、決して犯してはならない掟は何なの?と思うと思います。
 
ハワイでは、この絶対的なルールを「kānāwai」と言います。
 
これは何かと言いますと、「自然界の理」「宇宙の理」のことなんです。
 
ちなみに、kana とは、糸や紐(組紐 など)、ロープなどを指します。wai は 水です。
 
太陽が出て、海にあたり、海水の温度が上がり、水蒸気に。水蒸気が上空で集まり雲となり、雲が風に吹かれて、冷えた山の頂点にあたる。
 
 
この水の旅が、kānāwaiまさに、「水のサイクル」なんです。
 
そして、もはやこれは人間ではコントロール不可であり、絶対的な自然の摂理なんです。
 
だからこそ、ハワイにおける「神聖さ」とはこの水のサイクル、自然の理が最も美しく機能しているということになります。
 
ちなみに、この自然の理はところ変わって日本でもイギリスでもアメリカでも、中国でもインドでも古代においては自然の摂理が絶対であり、これが「神聖」という意味であったことは想像に難しくないと思います。
 
ここでハワイの話に戻りますが、kapuとkānāwaiを比較してみると、kānāwai>kapu になります。
 
つまり、Kāpuとはこの「自然界の理」を壊さない邪魔しないように、人間が考えたルールなんです。
 
Kānāwai(自然の理)が失われてしまったら、人間は生活も崩れ、そして文化も当然消えていきます。当然、kapuも作れなくなってしまいます。
 
Mauna Kea におけるTMT建設問題は、ある面から見れば、民族問題、や半植民地主義問題、宗教的問題、文化問題、倫理的問題 などなど沢山の複合的要素が含まれています。
 
それらの人間が掲げる問題は、僕たちが暮らすこの地球があって、つまりは自然があって初めて起こりうるあくまで二次的な問題です。
 
なので、それらの人間的な問題は一旦脇に置いておいて、もう一度みなさんに思い起こして欲しいのは、自分の身の回りにある、「自然の理」kānāwaiなんです。その身の回りにあるkānāwaiが、「健全な状態かどうなのか」を見て欲しいんです。
 
そして、その上でもう一度このTMT問題を考えてみて欲しいんです。
 
単に「フラが好きだから」「ハワイが好きだから」「半植民地主義だから」「誰かが言ってたから」「先生がこう言っているから」で今起こっているマウナケアの問題に関心を持っていただいても構いません。
 
けれど、そこからもう一度自分がなぜ、反TMTなのか、逆にTMT建設推進なのか、はてまた中立なのかを考えてみてほしんです。そしてどうして自分が、そう思うのかを整理してみて下さい。
 
そして、自分の思うところが、「自然の理に反しているのか」、「反していないのか」、そんな観点からもう一度、この問題を見直してくれたらと思います。
 
ちなみに、ハラウケクヒの生みの親である、プア・カナカオレさんはTMT建設反対における公聴会での、演説でこのkānāwaiの事についてこう言っています。
 
「私たちにとってマウナケアは水の源なのです、だから、水の源を汚すことは絶対にあってはならないことです。」と。
 
また 山で毎日 朝、昼、晩と行われているマウナケアにおける、祈りとプロトコールはまさに、このkānāwaiのシステムに帰るという決意が込められています。
 
まず マウナケアの祈りとプロトコールの始まりは、kāne 太陽に祈るところからです。まさに水のサイクルの始まりです。
 
そして、次に山を産んだこの大地マグマ、ペレのエネルギーを讃えます。
 
そして、山が高くそびえ、そこに雲が当たる、神聖な山となったマウナケアに祈ります。
 
そして、そのkānāwaiに私たち人間は帰る(kūkulu ka pahu)という祈りを捧げます。
 
そして、この大地を私達が結ばれて、何があってもここを守るという決意を祈ります。
 
朝昼晩に行われる、お祈りの順番はまさにこの自然の理の中に入り、それを守るという決意の祈りなのです。マウナケアに訪れることがあったら是非こんな観点を持ちながら祈りに参加していただけれたらと思います。
 
 
 
 
 

今日は僕たちが守ろうとしている、マウナケアの自然環境について説明したいと思います。

ハワイでは、山の高さによって名称が違っているのを皆さんはご存知でしょうか?

上から、wao akua, wao kele, wao nāhele, wao lāʻau, wao kanaka というように呼ばれます。

これからもう少し細かく分かれますが、今日はとりあえずこの5つの段階を追っていきたいと思います。

Waoとは、「高さ」「レヴェル」を表します。

山の一番上にあたる部分は、wao akua です。そして、akua は「神様」という意味です。

つまり、山の一番上は神様の領域という意味になっているのです。マウナケアで言えば約3000mー4000m付近の高さの部分です。

そして、次のwao kele。kele は「水」や「霧」を指しているハワイ語です。

つまりこれは山でいうと2000mー3000mあたりの雲が当たって、霧や雪、雨が降る場所のことなんです。

そして wao nāhele。nāheleは「森」という意味です。つまり森がある場所。それも厚い森です。山でいうと約1000mー2000mまでになります。

そして、wao lāʻau。 lāʻauは 「木」「葉っぱ」 「植物全般」のことを指します。つまりこれはハワイでいうジャングル的な森。熱帯雨林気候地帯の場所です。
山でいうと、約500ー1000mのことです。

そして最後のwao kanaka。kanaka とは、「人」なんですね。つまり人が住む地帯 約0mー500mまでの地域になります。

ところで、現在 TMTの建設予定地はwao akuaの領域です。皆さんちょっと想像力を働かして欲しいのですが、山の頂上辺りは、すごく広いですかね?

ちょっと山を思い浮かべたらすぐわかるのですが、頂点は当然、面積からするとごく僅かです。高度3000m-4000mの区域はほぼないです。

その限られた場所に巨大な建物があったら、とても大きな問題になることは予想できると思います。

では実際に何が問題か。TMT天文台側は、建設予定地における wiki (wēkiu bag) bag (マウナケア山頂にしか生息していない ハワイ固有のゴミムシ)
の生活環境は脅かさない何故ならwiki bagはそこに生息していないからと言っています。そして、汚水も下まで下ろすと言っています。

そうすると一見問題がないように思えると思います
。けれども、wiki bag以外の昆虫はどうなってしまうのでしょうか?

そもそも 4000m付近に生活する昆虫はそこでしか生きられないのです。

ちなみにTMT 建設予定地あたりには、蜘蛛がいます。この子たちは4000m付近にしか生息できない貴重な種類の蜘蛛なんです。

そしてもう一つ。マウナケアの山頂のTMT建設予定地あたりにははカビ菌のようなバクテリアが住んでいますが、それらも当然山頂の限られた4000m付近でないと生きられない貴重なカビ菌なんです。

ちなみにカビ菌のことを、ハワイ語では akuaというんです。そう 神様のakua と同じ名前なんです。なぜならカビ菌が、目に見えない、働きで僕たちが生きていることをハワイアンの人たちはよく知っていたからです。つまりカビ菌=神なんです。

実は wao akuaは 神様の領域という意味とカビ菌の領域であるということをかけているんです。

ちなみにこのカビ菌たち 岩の下などに生活しているんですが、太陽などにあたるとキラキラと色んな色に輝きます。当然 下に下ろせばすぐに死んでしまう菌です。

そして、そんなカビ菌たちの働きは当然大切です。僕たちには見えないバクテリアの世界の話ですが、約4000という限られた条件でしか生きえないカビ菌たちは空気の中のゴミなどを餌に生きています。つまり、一見ちっぽけに見えるカビ菌たちは、

下の動植物が生きるためにとても必要不可欠な菌であるとも言えます


科学的には確実な証明はまだ研究中なので、カビ菌の働きについてはまだまだ認められていないのですが、感覚としてでも。マウナケアの上にTMTが建設された場合、まさにこのカビ菌たちは追いやられてしまいます。

そしてその小さなバランスの崩れがいずれ大きくなるかもしれないのです。

なので、こんな観点からも、マウナケアの上に天文台がたってしまうことはどういうことなのだろうか考えていただけたらと思います。


今現在、マウナケアのTMT建設問題はどうなっているの? という質問に最新情報をあげつつ考察したいと思います。

まずは事実関係からおさらいします。

1: マウナケア山頂における、TMT建設は二年間という期限の延長を認められた。どういうことかというと、今まではすぐさま、建設を始めないと、マウナケアに建てる許可がおりなかったのが、今すぐ建設を始めなくても、おkになったため、強硬手段にでなくてよくなった (しかしながら、TMT側は今すぐにでも建て始めたい)

2: TMT側は第2プランを考え始め、スペイン政府に許可書を取れるかどうか、打診し始めた。(スペイン領 カナリー島での建設を狙っている。)

3: カナリー島でも環境活動家らが反対し始めた。

4: 日本の国立天文台庁のホームページで、国立天文台TMT推進室から、国立天文台TMTプロジェクトにネーミング変更。

4: マウナケアの麓で、活動を行う僕たちは何十年かかろうが何をされようが、建設反対をし続ける。かつ、TMT建設が白紙にならない限り、そこを動くつもりはない。


5:日本のニュース記事にある、双方は、混乱を極め、溝が深まっている。という事実は一切ない。
混乱をするどころか、はっきりしている。溝も深まりもしなければ、埋まりもしていない。

6: TMT建設側の科学者達は、一切、僕たちがいる場所に姿を見せず、話し合いの場を設けてはいない。

7:マウナケア山頂 TMT建設反対運動は、世界中に広がりを見せ、日々その規模は大きくなっていっている。

以上が事実関係の最新情報です。

そしてここから考察ですが、日本の国立天文台の方がネーミングが、TMT プロジェクトになっていますが、ここから わかることは、日本は決して諦めてないと同時に、予算がすでに文部科学省から降りたのでは?と思わせるニュアンスだということ。TMT推進室といった場合、TMTの建設を推進できるよう、根回しリサーチ、プランニングするということ。

だけどプロジェクトというと、TMT建設は決まっており、どうするか考えるというニュアンスだ。

とすると、マウナケアに予算的(スバル天文台があるから人員、機材共に出資しやすい) にどうしても立てないといけない、日本はとにかく未だに諦めたくないニュアンスが伝わる。

ということはやはり、日本の動きがこのTMT建設問題にとってとても重要だということだ。

ハワイ島の聖山マウナケアでは現在、巨大天文台TMT(TMTの詳細はここをクリック)が建設されようとしています。

 

これに対し、地元住民を含め世界中の人たちが抗議して、今なんとか建設が始まらないよう、抗議活動(抗議活動の様子はこちら)を行っています。

 

ところで、この問題の中、今後キーになってくるのは各国の対応なのですが。日本が一番重要な鍵を握っています。(理由はこちら

 

そこで、ハワイと日本の関係の歴史を少し見直していきたいと思います。

 

まず、日本とハワイは歴史的に非常に近しい関係にあったと言えます。

 

あまり、ハワイを知らない方でも多くの日系の人がハワイに住んでいることはご存知かと思います。

 

では、なぜ日系の人たちがこのハワイに住むことになったのでしょうか? なぜ、近しい関係と言えるのでしょうか? その根源をお伝えしていこうと思います。

 

まず、ハワイと日本が公式に関係を持ったのは、江戸時代とされます。(太古の昔にも行き来していた可能性もありますが、現在の歴史学的に分かっている範囲内で説明します)

 

1839年 次郎吉という日本の漁師が難破しアメリカの捕鯨船に助けられ、ハワイに降ろされます。ここで、次郎吉は約1年間ハワイに滞在しますが、この間ハワイアンの人々の間で、日本人の勤勉で、誠実な気質が理解されます。まさに、次郎吉さんのおかげというべきか、江戸時代の日本人の道徳心の高さが伺えます。その後1867年、時の将軍 徳川慶喜は日布親善条約を結びます。

 

この時代、ハワイではカメハメハ5世が王朝を注次いで、アメリカとのサトウキビ貿易が盛んな時代です。アメリカが虎視眈々とハワイを狙っている時でもあります。

 

この日布親善条約により後に明治元年者と呼ばれる、日本人の移民153名がハワイに来ることになります。この背景には次郎吉の評判もあり、日本人の気質が誠実で徳があるので、サトウキビの労働者としても期待できたというとことろでしょう。

 

しかし、最も日本とハワイの関係を近づけたのはハワイ王朝7代目のデイビットカラカウアです。彼は、世界一周をしつつ、太平洋諸国は一丸となって白人達に対抗しなければならないという、後に日本軍が掲げた、大東亜共栄圏(太平洋戦争の時に日本軍が掲げたお粗末なイデオロギーとは別)の魁を訴えました。

 

1881年デイビットカラカウアは、日本に訪れます。(このくだりの詳細はカラカウア王のニッポン仰天旅行記を参照してください)日本側にはハワイの国王であることは伏せていたのですが、アメリカ側の外交官から知ったのか、日本はデイビットカラカウアをハワイ国の国家元首と認め、横浜港にて最恵国待遇で出迎えます。さらにこの際、日本はハワイ王国の国家を演奏して出迎えたとあります。(当時、最恵国待遇とは上げ筒で21発の礼砲で迎える)今まで他の国では野蛮な国の人としてしか扱われなかったカラカウアはこれに大感動します。

 

そして時の明治天皇に謁見し、ハワイと日本はともに、西洋人に対抗(特にアメリカを警戒していく)するべきと唱え、かつその対策として、自分の姪っ子のカイウラニ王女と明治天皇の甥である山階宮の結婚を提案します。もしこれがなれば、ハワイが仮にアメリカに占領されることになろうとも、日本に軍隊を派遣するよう要請できるからです。


ちなみに、カラカウアは日本からの移民も受け入れたいと申し出ます。カラカウアの先験的な考えでは、日本人とハワイアンがゆくゆくはミックスして、DNA的にも病気に強い人種(ハワイアンは西洋人とのコンタクトにより、インフルエンザや性病などで人口が減少)に生まれ変わることを期待すると同時に、もしハワイが議会政治になった場合でも、人口の4割が日本人 ハワイアンが2割で 6割で白人中心の議会に対抗しようとしたわけです。

 

そして、もう一つカラカウアは重要な条約を日本と結びます。それは平等な条約です。


当時、日本が西洋諸国から近代国家として認められずに不平等条約を結ばされていたのですが、カラカウアは日本側の厚遇に痛み入り、国家として最初に不平等条約の撤廃を認め、正式に平等な国家として日本と付き合いたいと申し出ます。今現在の教科書ではアメリカが最初に、不平等条約の撤廃を認めたとありますが、実はこれはハワイ王国のことなのです。(後に、ハワイがアメリカになってしまったため、アメリカと教科書では記載されています)

 

さて、ハワイと日本の婚約ですが、日本側は伊藤博文などの海外進出穏健派たちからの声で、ハワイと同盟を結ぶことはアメリカを不必要に警戒させることから時期尚早とし、丁重に断ります。

 

1887年カラカウアは王妃とともに英国女王ヴィクトリアの在位50周年祝典への招待を受けイギリスに行っている間に、ハワイで共和派(アメリカ白人サトウキビオーナーの集まりで、ハワイ王朝転覆を企む派閥)がクーデターを起こし、国王の権限を大幅に削る新憲法に無理やりサインさせられてしまい、ハワイは完全なる議会制となります。

 

そしてカラカウア亡き後、8代目女王リリオカウラ二は共和派を打倒しようと、王政の権限を強化する憲法草案を議会に提出、否定されたものの、この動きに焦りを覚えた、共和派がアメリカ海軍に軍隊派遣を要請。1893年 リオカウラにをイオラニ宮殿に幽閉してしまいます。そして、共和派により王制は廃止され、共和派によるハワイ臨時政府がたちがります。

 

このことを小笠原沖で知った一人の日本人がいました。それは、後に日本海海戦(日露戦争)での英雄となったかの東郷平八郎です。彼は、非常に当時の国際法に明るかった人物でもあり、アメリカの共和派の行為は、国際法に反するとし、建前は、ハワイにいる日系の人権保護のためとし、即座にハワイに艦隊を派遣することを指示。

 

自らは巡洋艦「浪速」に乗り込み、他の巡洋艦「金剛」を引き連れ、ホノルル港に入ります。

そして、リリオカウラにを幽閉した、アメリカ海軍戦艦「ボストン」を「浪速」と「金剛」が挟み、砲を向けます。建前は、ハワイに住む市民の安全と保護に当たるものでしたが、本心はアメリカに対する威嚇であり、デイビットカラカウアへの恩義や天皇家とハワイのよしみに義理立てしたのでしょう。

 

「浪速」は3ヶ月間ホノルルに投錨し、一旦日本へと帰りますが、東郷は一年後またホノルルに戻ります。その際、ハワイ臨時政府(共和派の政府)から「建国1周年』に際し、礼砲を打てと催促されますが、東郷平八郎は「その正当な理由を認めず』と拒絶します。すると、ホノルル軍港にいた、各国の軍艦もそれに習い、結局一発の礼砲もならなかったそうです。まさに、リリオカウラにの気持ちを理解し、ハワイに同情し、日本人の心根をハワイに示したのです。

 

また、この一連の騒動の中、ハワイ日系新聞 「布哇新聞」は、ハワイ王朝の落日と日本の天皇家を重ね、ハワイの人々に同情耐えぬとして、涙涙の記事を掲載、多くの日本人がこの一連のアメリカの違法制圧に対し涙したと言われています。

 

その後の歴史は日系の人たちが苦労して、ハワイに生活の基盤を築く中で、太平洋戦争があり、日系は忠誠をアメリカに誓うアメリカ人として生きて行かざるおえなくなります。

 

その後、戦争から帰ってきた、日系2世や3世の人たちは軍から出るお金で、大学を出直したり、高学歴化し、ハワイの社会の上層部に食い込みます。その中で、残念なことに、日本人としての誠実さ、義理人情を忘れて行ったのでしょうか。それともアメリカ化して行ったのかは議論の余地がありますが、ともかくもヒエラルキー的な社会を作り上げて生きます。

 

一時は、ハワイの州関係のオフィスの8割が日系で占められるという事態にまでなります。その中で、ハワイアンの人々を虐げる政策も行ってきました。

 

近代においては、日系の政治家や権力者達は、ワイキキなど商業地区やリゾート地区の開発に日本のデベロッパーや企業を参入させ、ハワイの急激な物価上昇を招いて行きます。

 

また、日本人の海外渡航許可が下りた1966年以降 ハワイブームが起き(ハワイの日系政治家達の誘致による)色々な映画でもハワイが舞台となります。「南太平洋の若大将」などが有名です、そのご1980年代より、日本人の海外旅行先でハワイが堂々たる第一位となって行きます。

 

それにより、フラブームも日本で起き、ますます、日本人のハワイブームに火がつき、現在のハワイがあります。 

 

このような背景を見ていただくとわかるのですが、ハワイと日本は昔から切っても切れない関係があります。今現在は、ハワイの文化を私たち日本人が学ぶことで大切なことに気づかせてもらったり、ハワイの豊かな自然で心や魂が安らぎます。常にハワイは日本人たちを受け入れ続けてきたそして、日本もかつては、その恩義を返し続けたんです。しかし、その関係は今現在は、いろいろな形で複雑化し、時にネガティブな関係でもあります。

 

実際に、マウナケアにおけるTMT建設の一番の推進国は日本です。また、異様なフラブームにより、間違った文化や歴史が日本に伝わり、ハワイアンの心を苦しめることもあります。

また、行きすぎた観光により、マウナケアを始めハワイアンの人たちの聖地が、日本人にとっての「観光名所」になってしまっている現実もあります。

 

だからこそ、それらを踏まえた上でもう一度、私たち日本人はハワイとのあり方を考えないといけないんです。かつて、東郷平八郎が見せてくれたように、誠実で徳がある日本人はどこに行ったのでしょうか?

 

今、私たちにとって大きな大きな恩義のあるハワイに皆さんで、このご恩を返すべきなんだと思うのです。私たち日本人の手でこのTMT建設を止めることができるんです。だから、諦めずにハワイの人たちとともに立ち上がりましょう。

 

 

Kapu Aloha について今日はシェアしたいと思います。TMTへの抗議運動の中で僕たちがモットーにしているKapu Aloha


文字通り訳せば 「アロハの心を持つ」ことなのですが、それだけだと伝わりにくいのでもう少しわかりやすく解説します。


そもそも アロハとは、こちらの人が挨拶に使うものですが、挨拶の場合、「あなたと私の息()を交換しましょう」というのがアロハなのですが、このkapu Aloha の場合のAlohaは「愛、勇気、自律」を謳っています。


つまりは Kapu AlohaはこのTMTに対する抗議の中においては、「ポジティブキャンペーン」「非暴力」「平和的解決」「祈りと愛を持って行動」という意味を持ちます。


実際、警察やTMTサイドの人が来ても僕たちはリスペクトを持って,接し 「敵」ではなく同じ人間として接することを心がけ、感情的になって暴力的にならないよう自律して 抗議に当たっています。


これがKapu Aloha なんです。


日本でいう「武士の情け」に似ているかもしれません。


いくら敵でも、健闘した相手に情をかける、相手を尊重するという心です。


この逸話はあまりにも有名ですが、武士の情けやカプアロハを知る上で、非常に良い話があるのでし紹介します。


石田三成が関ヶ原で負け、大津家康本陣の門前に晒しもにされていたおり、黒田長政が「このようなことになったのは不幸なことです」という声かけをし、自分の羽織を三成にかけたという話です。


三成は負けた後、髪の毛も整えてられず、薄汚れた襦袢一枚であったと言われています。それを哀れに思った、黒田長政は敵大将としてあまりにも酷いと思い、そして三成の勇敢さ潔さを人としての心根を尊重して、羽織をかけたと言われています。これがまさに武士の情け、カプ アロハに通づるお話だと思います。



まだまだマウナケアのTMT建設問題を知らない人も多いと思うので、基本的な情報をもう一度ブログで紹介したいと思います。まだ知らない人などに伝える時に、このブログをシェアしたり、使っていただければ、少しらくかとおもいます。

まず、ハワイ島の聖山マウナケア山頂には、現在世界11カ国13の天文台がすでに乱立しています。それにもかかわらず、さらにまた、地上18階、地下2階建てに相当する巨大天文台TMT(Thirty Meter Telescope) が建設されようとしています。

このTMT建設費用は、アメリカ、カナダ、中国、インド、日本の5カ国が出資することが決定しています。全建設費用 約1.4億ドル(日本円で約1600億円)のうち 1/4の約400億円を日本が税金で賄おうとしています。この日本の出資額は五ヶ国の中で一番多い額です。

マウナケアは、古代からハワイアンにとって神聖な場所であり、信仰の対象でした。
また、ハワイ島の地下水源脈であるため水質汚染の問題、ここに当たる風が変わることによる気象への影響(昔は万年雪だったマウナケアが今では年に数日しか雪が降りません。)、絶滅に瀕した虫がここには生息しているなど、環境への多大な影響が懸念されています。

 では何故そこに建てなければならないのか。各国によって、モチベーションは違うと言うところが事実でしょう。

インド、中国の二国に至っては、最先端技術のプロジェクトに関わることで、これからの天文学の発展を狙い国際的にその技術をアピールすることを目指していますが、マウナケアでないといけないという強いモチベーションには至ってないと思われますが、この二国に関してはお金をばらまく余裕がある国でしょう。カナダに至っては、純粋に天文学の発展に貢献したい知的欲求からです。なのでこの国の天文学者たちはマウナケアの上にTMTを建てることに若干引き気味です。実際2015年の抗議運動の時一番最初に、興味を持ってくれ、自国に対して撤退を要求してくれました。

そして、残りの二国。日本とアメリカです。この二国はなかなかにマウナケアに固執している国であります。アメリカに至っては自国なので、お金や雇用がアメリカで賄えると言うところとアメリカと言う名前を売りたいでしょうからまあ、わかります。またアメリカ気質とも言えるでしょうが、結果が重要なので何かあった場合、他の建設地で良いと流れる可能性もあります。

ちなみにTMT建設候補地は他にもありました。カナリーアイランドという場所です。TMT 建設に参加している5カ国のうち、建設地をハワイ島マウナケアに1番 固執してるのは日本なんです。何故なら、日本のスバル天文台がマウナケア山頂にあるため、人員などの便利性のためだと思われます。また予算をマウナケアで建てるという上で国に申請してるので、他の国に建てられた場合、日本はこのプロジェクト自体撤退しないといけなくなってしまうという可能性があります。さらには、日本はスバル天文台のおかげでいまや、天文学界では3本の指に入るほど最先端を歌っております。そのプライドがあるのでしょう。他に世界の最先端を世界にアピールする場所はなかなか日本人にはむずかしいのかもしれません。それ故に、この計画から外れることも「ありえない」わけです。

もちろん、建設場所が他に移ればそれで良い、という問題ではありません。だけれど日本の意地が世界の人々を敵に回すことは事実です。

現在、世界中から多くの人たちがマウナケアの麓に集まり、平和的に山を守ろうと ハワイ州知事に建設即時中止を訴えかけています。お年寄りから子供まで涙を流しながら、地面に跪き祈り、訴えています。
アメリカの上院議員バーニーサンダースをはじめ、世界的に各方面から、このマウナケアを守る運動を支持表明してくれる人が増えています。ドイツでも1000人を超える規模の抗議活動。それからアオテオラ(ニュージーランド)でも大きな抗議活動が、そしてサモア、ポーランド、アメリカ本土、ありとあらゆるところより反対声明が出ています。中でも数百人の宇宙飛行士たちが署名をして、山を守る運動を支持してくれたことは意義深いと思います。

現在(2019年7月22日)マウナケアの麓には1300人を上回る人たちが集まり、その数は日に日に増え続け、各地でTMT抗議活動がこれだけ白熱し、ハワイ州では非常事態宣言が発令され、世界中から山を守る運動への支持表明が出されています。そんな中で日本は、建設を強行していいものでしょうか?

日本の富士山や伊勢神宮の中に 他の国の天文台が乱立していたら、皆さんはどう思われますか?
日本のみなさんの税金で他の国の文化や信仰、精神、そして自然環境を破壊して良いのでしょうか? 

2015年に国立天文台宛にTMT建設中止の嘆願書を提出しました。当時の国立天文台副台長とお話しさせていただきましたが、TMTを建設するのはマウナケア以外に考えられません、TMTは、ブラックホールを見つける、地球外生命体と交信するために是非必要です、ということ以外、何も返事はいただけませんでした。

はてさて、この問題の鍵を握る国はどこだか皆さんもうお分かりですよね? このTMT建設をプッシュしている国が撤退を決めればこの問題は終わるのです。

このゲーム終わらせませんか? 僕たちで。

ハワイでも日本でも世界中いろんな問題があって、そこに立ち向かっている人達がいる。

日本でも辺野古や反原発運動がある。
だけれどハワイと日本の反対運動で決定的に違うところがある。

ハワイは全部が楽しい。誰かが感情的になっても皆んなで、慰め、誰かが野次を飛ばしたら、野次を歌に変える。

警察の人とも仲良くする。だって彼らも同じ人間だし、したくて逮捕なんかしてない。

警察という仕事じゃなかったら、マウナケアを一緒に守りたい。

日本でも選挙活動中、「安倍帰れ」とか「安倍死ね」と言った野次がとぶ。

反対と声高らかに叫んで、自分と違う意見の人達に野次を飛ばしたりする。

でも それでは 結局相手と同じ穴の狢。

野次は歌に。悲しみは明日への糧に。
怒りは踏み出す勇気に変えればいい。

マウナケアを守ることを通してハワイの人達はどんどん強く輝いていく。だからこそ、こんなことが起こっているのかもしれない。

ずっとずっとハワイの人達は虐げられ、怒り、悲しみ続けてきた。だけれどそれを許して進むことを山は自分の身をもって示してくれているのかもしれない。

結局、天文台は、両者の人達の心の反映なんだと思う。両者の心が癒えたとき、きっと奇跡は起こる。


日本人のみなさんにお願いです。ハワイの聖山マウナケアに巨大な天文台が建てられようとしています。僕たち山を守るグループは平和的にこの問題を解決するためあらゆる手段を探っています。それにはぜひ日本の皆さんの力が必要です。

なぜならこのTMT天文台の建設費用の1/4が日本から出資されます。これは、他の協賛国(カナダ、アメリカ、中国、インド)の中で最も大きな額(約250億円程) で皆さんの税金が使われています。皆さんの税金で、ハワイの貴重な文化や自然が破壊されようとしているのです。
どうか僕たちと一緒に立ち上がってください。


faxまたはemail が送れる方、下記のようなメールを最後にご自分の名前を添えて送っていただけたら有り難いです。
Fax: 808-543-3170
Email: ryoji@hl.mofa.go.jp

ホノルル日本領事館
伊藤康一 総領事殿

さる 7/15日 マウナケアにTMT天文台建設が始まるとの報告をうけ、多くの日本人が、それに反対するため、座り込みに参加しています。また、今回、ハワイ州側はTMT天文台建設を強行する意思を示しており、その際、非人道的な対応も辞さないとの構えです。もし、ハワイ州警察や軍が、非人道的な対応をした場合、多くの日本人の基本的人権が脅かされる可能性があります。総領事殿には、この状況を深く考慮していただき、ハワイ州の警察や軍などハワイの各機関に平和的にTMTの建設問題を解決するように働きかけていただきたく深くお願いする次第です。

今、マウナケアの麓プウフルフルに来ています。
明日のTMT建設スタートに準備して、ここで一夜を明かします。

明日は、何時に建設スタートするかは全く??
ですが 夜中より準備に取り掛かることになりました。

みんな、年寄りから子供まで。山を守るために続々と集まって わいわいしながら明日に備えています。

夜空も綺麗だし。
座り込みって言っても楽しいんだよね。

こうやって仲間がたくさん増えていく。それがいいこと今まで顔も知らなかった人たちが繋がれるっていうこと。

それが一番いいこと。
また 最新情報をアップデートします。
お祈りお願いします。また、ライブ中継で状況も発信する予定ですので皆さん応援お願いします。