ははは、母なのです。
本日、わが家の息子が大学を卒業しました。
ずいぶん長いことかかり
もう卒業できないと思ったこともあった。
Wの文字を見るのも嫌になった時期もある。
友人たちはとっくに就職しているので
記念に残る式典なども無し。
式には出なくてもいいけれど
卒業証書は貰ってほしい。
この日の写真だけは撮っておきたいと仕事を抜け出して休憩時間に、大学に行った。
ひとりでぽつんと待っていると思っていたら
高校時代からの友人が一緒にいて驚いた。
わざわざ写真を撮りに来てくれたという。
本人にしてみたら、さして楽しくもない、モノクロームな日のはずだったと思うけれど、彼のおかげで今日という日が少しだけ彩られたんじゃないかな。
その友達には
感謝の気持ちでいっぱいになった。
周りの人たちよりは
幾分薹の立ったスーツ姿。
まあ、親としては素晴らしく成功だったとはいえない。やり直したいと思うこともあるけれど、人生って前にしか進まない。
今後は人さまに迷惑をかけないように生きてくれればそれで良いや。
これであたしたちも卒業できれば良いのだけれどね。
人生のささやかな一日として
ここに記しておきます。