(ご心配をおかけしております。PPMさんは元気で出勤しております)
前日準備:
前日土曜日は練習会で1000メートルを1本。
4:28。
いいんだか悪いんだかわからない。
いや、自分としてはそう悪くはないと思った。
そして皆が明日は東京という高揚感に包まれており、PPMの不在は誰からも不問に付されていた。
その日、近所の整形外科に行き、救急センターから渡されたMRIの画像を再び診断してもらったPPM。
頭蓋骨、脊髄ともに損傷なしとのお見立て。
2カ所の病院で診断してもらったんだからもう大丈夫でしょ。ね?
実態は本人にしかわからないが、見たところ具合はかなり良くなっているようだった。
頭に大きな脱脂綿を貼って、ネットをかぶっている以外は普通に見えた。
この時点ではレースの天気は午前中は持つという予報だった。
整列の時に降っていなければ、仮に雨が落ちてきたとしても途中からならしゃーないと思っていた。
100均カッパがあればなんとかなるっしょ。
念のためにホカロン持っとく?
ジェルはマグオンレモン(18キロ)と沼メイツの晴れおさんが「メッチャ効きます」と、分けてくれたメイタン(28キロ)とここぞという時に入れようとしているうちに、いつも賞味期限切れになってしまうトップスピード。賞味期限が切れているのでなるべく終りに近くなってから入れようと思っていた。お腹に不具合が起きても間に合うように。
さらにお守りにコムレケアのジェル。コレを飲む羽目に陥りませんように。後半の粘りのために、スタート前にアミノなんちゃらの赤いやつ。&これも賞味期限キレのアラプラスの錠剤。確か一昨年PPMさんが横浜のノースドックの30Kで賞品としてもらった。効くのかどうか全く分からないのだが、青梅の時に不具合が無かったので持っていくことにする。
ウエアは決めていたけれど、タイツを履くかどうかずっと悩んでいた。
あたしのこの「長い」w生脚を
出すかどうか。
履かないつもりだったが
一応、朝の様子で決めることにした。
だって、明日はTOKYOなんだから。
1年でいっちばん、(今年は名古屋よりも)
スペシャルにしなければならないんだから。
美容院にも行った。マツエクもちょっと長めのにした。爪が剥げていたので塗り足し(←誰も見ていないっつーの)。
ここでヘンな写真映りはしたくない。
昼飯は餅入り味噌煮込みうどん。
夕ご飯は鰻。
まるで名古屋の予行演習。
ま、しかし、ずっと草生活していたので、さして食べられない。無理やり白米を茶碗1杯だけ詰め込んだ。
ところが、寝る前に一通りブログを巡回していたところ、ひろぽんさんのブログにカッコ付きの追記があった。(ひろぽんさんありがとう!)
雨の降り出しが予想以上に早くなる、と。
不吉な予感。
せめて9時過ぎにしてほしい。
念のために首と手が出るようにしたビニール袋を折りたたんでランパンダのポケットの入れた。100均は走りにくい。ガサガサするし。
レース当日:
4:15起床。とりあえず雨は降っていないがひろぽんさんの【追記の追記】でさらに悲報。
スタート時には降っているかも。だとよ。
そうして気温もなんだか低く、あたしの大切なTOKYOの日のテンション急降下。
夕飯に白米を食べたので、
残りごはんで納豆ごはん。
普段はPPMさんが納豆を嫌がるのでめったに食べないんですよね。
「好きなものをたべなさい」
どこまでもやさしいPPM。
それだのになんで足なんか踏み外したんでしょう。腹黒い嫁じゃなくて。。。と思ってる貴兄に。あたしだってそこらのオバちゃんに比べたらいい人なんだよ。そこんとこシクヨロ。
ま、やさしくったって、
階段から落っこちることもあると。。。
元を正せば、木曜日に免許証を忘れずにエキスポに行っていれば、裏階段を急いで駆け下りなくても良かったかもしれない。元を正せばあたしのせいかもしれない。
おトイレの問題が
ある程度解決してから出発。
なんせ土曜日は5分おきにおトイレ行くような状態だったんだから。
膀胱がいっぱいになっちゃう。
そうしてその度ごとにそれなりに出る。
レース前日に身体からこんなにも大量の水が出て行ってだいじょぶだろか?
「脱水」の文字が頭をよぎる。
が、朝はまた別の問題。
お腹の中のものをすっきりさせてから行きたいが、相当スッキリと思った後でもおトイレ行くと、なぜかちょっとずつ出ちゃうという。。。
繊細なあたしw。
なんせ人生のある時から括約筋に十字架背負ってんですよね。お腹が直滑降になったらヤバいんです。自分の意思とは別。間に合わない。とにかく空っぽにしておきたいの。
始発の湘南ラインで新宿まで。沼メイツのT子さんと沼の水泳ぶちょーチーボーと一緒に。はじめてなのでそこからどこに行って良いのかさっぱーり分からなかったが、東京当選4回の沼メイツが工学院大学に行くというので、そこに行った。
やあ、工学院大学、スペシャルサンクスに入れ忘れたけれど、ホントにありがたかった。
大学生が、至れり尽くせりにご案内してくれ、おトイレも並んでいたら「上の階が空いてまーす」と誘導してくれるし、当然ウオシュレット付きだし、あったかい大学の館内でお着替え等々準備万端。プチタオルまで貰いました。
皆んな、受験に迷ったら
是非とも工学院大学へ!
あんなことがあったので、来なくて良いよと言ったにもかかわらずPPMさん、あたしたちのサポートに精を出しておりました。おトイレに行っている間、荷物の番をしてくれたし、ゲートの確認に行ったり。すまんのう。マジに自分との人間性の違いをヒシヒシと感じた3月3日。
撮影までさせたりしてw。
被ったキャップの後ろからwメロンのネットがチラリと見えていたけれど、皆、浮き足立っているので気がつかない模様。
既に降り出した雨。
ギリギリまで工学院大学であったまっていたが、これ以上ここにいたら、今度はブロックに入れなくなる。8時前、意を決して100均を着てゲートへ。PPMさんとはここでお別れ。
いかな不甲斐ないあたしでも、
ここからは一人で頑張るのみ。
うちを出る時から足の裏に靴下用のホカロンを貼っていたが、工学院を出る前に、足の側面あたりに貼り直し、スタート前に取り出してお腹と背中に貼った。貼らないホカロンを手袋の中に入れてあっためたけれど手袋が薄くて、濡れると冷えてくる。
荷物預けは割とスムーズだったが、荷物を入れるコンテナが既に雨に濡れており、ちゃんと乾いた袋のママ受け取れるのか?先が思いやられる。
しかもそこからEブロックに行くまでがメッチャ時間がかかった。あちこちから合流してくるもんで、全く動かない。階段を上がる1本道だからだと思うけど30分以上はかかったんじゃないかな。
Eブロックの最後方から見えたのは
こんな景色。
そしてカッパでなんとかなると思ったのは甘かった。後で知ったがその時刻の気温は5度くらいだったらしい。
東京は洋服ボックスがあるので、寄付できる服を身につけてくれば良かった。
歩いて延々と待っていたらば、そらとうぜん再びおトイレに行きたくなりますよね。
シューズも濡れてホカロン貼っていても足下から上ってくる冷気。雨模様。
めちゃさみー。
夢に描いたTOKYO。
本当なら高揚感に打たれて、喜びに震えているはずだったのに、実際にはスタート前から降る雨に打たれて、寒さに震えている。
手に持っていたジェルを飲んで、そのパックを捨てようと沿道のボランティアさんのゴミ袋に入れたところで、あたしは見た!
その後にゴミ袋に捨てたヒト。
なんと、マジか⁉︎
そのゴミ!紙オムツ!
ホント?つまりはそこで?ってこと?
ヤダー。見なくていいものを見てしまった。
さすがにそれはできないわー。
さっきからおトイレ我慢してんのに!
そうしてスタートの音が微かに聞こえた。
もはやグロスタイムは諦めた。
東京はネット。
と思っていたけれど、思いのほか早く移動し始めてなんと6分かからずしてスタートラインを超えて欲が出た。
いけるかも?
グロスもいけるかもよ、ピナコラさん。
じゃ、トイレのことは考えない。
速く走れ!
雨の中を神保町で待っていてくれる
沼のエビ応援団を目指して突っ走れ!