どうも、ピナコラです。
みなさん、かんぴょうはお好き?
え?特にどうでもええ?
ええ、ええ、そうでしょう。
わたくしもそうです。かんぴょ巻き以外には特に興味のない食べもの、かんぴょう。どうでもええです。
それでは
「かんぴょうマラソン」はご存じか?
え?当然知らない?
知らないよね~。もう無いもんね。
かつてわたくしがバリバリのインドア系で、走ることなんかには一切ご興味ナッシングだった若かりし頃、わが故郷の町にあったマラソン大会、かんぴょうマラソン。マラソン大会のネーミングとして「かんぴょう」というセンスはどうなんです?苺とか梨とかならいざ知らず。。。なにしろ町唯一の特産品がかんぴょうだったもんでね。
わが父などは大会役員として参加しており(←別に走る人というわけではなく、テントにいる人として)、これはぜーーーったいかぶりたくないなあ、と思われるかんぴょうキャラのついた帽子を自慢げに被っていた。
それから幾星霜。
わたしはとうに故郷を離れ、平成の大合併により町の名前もなくなった。しみじみ。。。
とするほどの感慨はなし。そのあたりは割とどうでも良かった。
しかし合併先の隣の町にもマラソン大会はあった。
その名も「天平マラソン」。
なんで天平かというと、昔々の奈良時代、この辺りには下野薬師寺とか、国分寺とかがあり、当時の辺境の地にあって比較的ハイソなところだったから。それで「天平」。
さて、ここで質問です。
合併した同じ町にマラソン大会が二つあったら、一つにしちまおうと思いますよね。
その場合みなさんなら「かんぴょう」と「天平」、どっちを存続させます?
当然「天平」を残しますよね。
そういうわけで
町のマラソン大会のタイトルは
「か」んぴょーならぬ
「て」んぴょーに。
すごいわー、一文字変わっただけなのに
肥やしのにおいからいきなり典雅な響きがするじゃありませんか。
そんな「てんぴょー」マラソン。
奈良の都を走ったわけではありませぬ。
来月別大のPPMさんが年明けここらでハーフを走りたい。この時期はタニマリ(いまはハイテク)か千葉マリンのメジャー大会があるけれど、千葉はわたし2年続きのDNSで相性が悪く、河川敷はちと嫌だなあ。
じゃあ「天平」でも行ってみる?ローカル大会だけど。
ってことで。
しかしですね、河川敷は嫌とか言っておきながら、北関東も寒いべなあ。関東平野のど真ん中、風が強かったら目も当てられません。
さて、どうですかな。
あらま、千葉ちゃん。
今日は怖れていた風もなく、日射しが強かった。走ると暑いくらい。
わたくし、下落気味のモチベーションを、少しでもアゲアゲにするために今日もキティーRUN。娯楽の少ない辺境の皆さまにちょっとでも話題をご提供できれば。そんでもって皆さんの応援からアドレナリンをもらう身勝手な作戦。
のはずが。。。
応援、だーーーれもおらんがな(笑)。
いや、道沿いにぽつんといたおばあが「チャーミングですよ~」と言ってくれました。「チャーミング」って言葉、ターキン総督がレイラ姫に言ってから先、聞いたことあったかな。。。久々に聞きました。町の中では、ちびっこが手を振ってくれました。
が、コースの80%は農道ですがな~。
見渡す限り田んぼと畑。
ゆえに時折
うほっ!
っとくる肥やし!
てんぴょーのくせに
牛小屋~のにおい~(涙)。
これだけがマジまいりました。
それ以外は
ほとんど平らだし、エントリー数もハーフで1000人くらい?女子はさらに少なく、駅から会場までちょっと距離があるけれど、シャトルバスを巡回させてくれるし、おトイレも空いていてストレスフリー。
すんごく並んでおばちゃんに装ってもらったら、おばちゃん、忙しさのあまり具の配分がバラバラで、あら?ちっと具が少なかった。
下野ゆかりの人。
興味深いものがいっぱい。
へえええ、大隈講堂を創った人とか、サンボマスターとか野球の落合君(←近所)とか、柔道の高藤君とかとか。
しかし、タッチ(←ザ・近所)の下に朝臣古麻呂ってどうなんです?どういう序列?
資料館もあった。
興味深いものがいっぱい。
今は見渡す限り田んぼと畑だけれど、戦後のアメリカ軍の空撮によると、この辺りには50基以上の古墳が点在していたということであります。
そんな天平マラソン。