不思議楼とサンマー麺。 | Go PARADISE Go!

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RUNときどきHAWAII。初フルはホノルル。HAWAIIホーリック&時々海外レース。フルのベストは3:52:43。50分を切りたい。キティーをかぶってますけど、いつだって本気で走ってます。

ピナコラです。どうも。

業務で東京近郊O市へ。
お昼タイム、
中華某楼へ。じゃあなくってというくらいだから、
かつては威風堂々の楼閣風の門構えであったことがうかがえる。
しかしその後、幾星霜。少しずつくたびれて
おそらくは一度も手を入れないままに今日を迎えたと思われる。

お給仕は建物と同じ歩みをしたと思われるお姉さまが二人。
ま、しかしこっちは相当の手は入ってるかんじではあるが
軽くセブンアップ。いくらなんでもオバ8じゃないとは思うけど、
うっかりすると…あらまなかんじはありありの二人である。
 
昼の定食は4種類。600円なり。
値段に心引かれるが、この店構えである。
味がまったく不明なので心を決めかねる。
キタナシュランの認定証がないかとあたりを見回したが見当たらず。
メニューを吟味したら「サンマーメン」の文字。
ハマっ子のラーメン屋には欠かせないというこれこれ。
ヨコハマじゃないけどサンマーデビュー、初めてだよ!と嬉しく発注。
同行の二人は2番定食胡麻焼肉&餃子、肉焼そば。
 
お姉さま、
「はいサンマー、2番定食、肉焼そばね」
これを何故か二回復唱してからゆるゆると厨房へ。

そこに老人用手押し車を押した老女が
「昼はもう食べちゃったのかい」とお姉さまの一人に聞きつつ
よっこらせと入店してくる。
老女がテーブルにつくと間もなく
リリリリリーン、リリリリリーンとこの不思議空間にふさわしい
レトロな黒電話の音がし電話、誰が出るともなく音が止んだ。

「出前の注文かね~」と、思うとも無しに待っていると
まずは餃子登場。
壁のメニューには餃子の上に堂々の「商標登録」の文字。
何を登録してるんだべか。
肉にしっかり味のついた棒餃子。
皮がぱりぱりパリというかんじ。ベトナム系のぱりぱりの皮みたいな。
あたしはも少しむっちり系が好みではあるが
こういうのが好きな人も多いであろう。
 
餃子に気を良くしていると再び電話の音がしてまた止む。
ん?ここんちで誰が出前を運ぶのだろか?

次は胡麻焼肉定食。
キャベツの千切りに胡麻味肉炒め。どんぶりご飯&スープ、
刻み野菜の即席漬け。
で、豆腐なのか杏仁なのか一見謎の白豆腐。
これで600円はかなりおトクじゃない。
サンマー麺の期待がいよいよ高まる。
 
続いてもう一人のお姉さまが片手にどんぶり飯
片手にどんぶりに山盛りのから揚げを持って現れた。
からあげ??
からあげ頼んでない…よ。
サザエサザエさんさんみたいにアタマにマークを点滅させていたところ
「3番定食~、からあげ定食~」。
??頼んだ定食は2番。
 
なんとね~やれやれ、3番、さんばん、さんまーってね。
あの時2回も復唱したのに誰かサンマーと3番を間違えた。
注文をとったお姉さま、
「サンマーと2番となんだっけ?肉焼そばだよね~」。
「うん、さんまーと2番と肉焼そば」っておよよ
あたし達の顔を見ながら確認してるけどさ~。
このあたりから暗雲立ち込める顔なし

何かを食べていた老女がよっこらせと立ち上がり
老人車を押して携帯を掲げながら
「お迎えが来ちゃったよ」と言って
食べてる途中のものを包んでもらって
「お釣りはもらったっけ?」
と言いながら出ていく。
お釣りもなにも、お支払いはいつしたんだろかパンだ
しかも、お迎えだってよマジで!?
リンリン鳴ってたのはこのオババの携帯だったわけだ。
あちら側のお迎えじゃなければいいけど。
 
さてさて、初心貫徹サンマーを貫いたが待てど暮らせど出てこない。
なんか後回しにされた感アリアリ。
しか~も肉焼そばも出てこない。

入店してから悠に45分をすぎた頃
サンマー

あれ?これってもやしラーメン??
ケンミンSHOWで見たのこんなだったっけ?。
 
でもってどういうわけか肉焼きそば同時登場。
ちちちちちょっと!!

まさかのへ?
おんなじあんかけなんですけどホラー
(驚きでピンボケ)
 
肉、入ってます?
 
お会計後外に出たら、ウインドウの肉焼そばサンプルは

 ぜんぜんちがうよ~なく
 
一緒に頼んだ相方にシンクロしちゃうんだろか。ここ。
次回はどんなサンマーなのか、どんな肉焼きそばなのか
もう一度行ってみたいような、もうやめておいた方がいいような、
なんとも不思議楼

この店構えといい、お姉様たちといい、御客層といい
この店、あと1年くらいでフェードアウトしちゃうんだろうなやれやれ