最近の週刊文春ってすごいですね。

数年前の清原薬物疑惑に始まり実際に逮捕。

その後も、ベッキーの不倫、甘利元経済担当大臣の、不透明なお金(賄賂?)、宮崎元衆議院議員の不倫、神戸連続殺人事件の犯人の元少年Aの取材など。


どれも面白い記事だが、物議を醸しているのは少年Aの顔写真のようだ。

これについて、賛否両論あるようだが、これは別に問題ないのでは?


昔憲法の授業で、アメリカのメーガン法のようなものを制定されたとしたら、憲法上違憲か合憲かという問題があったのを思い出した。この問題においては、結論はどっちでもいいのだが、その過程が重要で得点要素になる。

 ちなみにメーガン法は、アメリカのある州で小児性愛者が、刑務所から出所した後も居住地の市役所に届け出なければならず、市民はネットである人物が、性犯罪者であったか否かを調べることができる。そして届け出を怠れば再び逮捕されるというものである。



 これは、元犯罪者のプライバシーの保護という人権と、子供を持つ親の子供を守る権利という人権のどちらをより守るべきか、そしてその根拠を示す問題だったが、弊害は多いものの後者を優先というのが自分の回答で少数派だった。


 その理屈でいいとしたら、元少年Aは、殺人を犯しておりその後、罪を償い社会復帰をしたのだから、本来改めて取材する必要はない。しかし本人は、手記を書き商業化しており、その段階で公の場に出てきたことになろう。そうであれば、消費者は「売り」の部分だけでなく、「疑問点」なども知っておかしくないであろう。にもかかわらず、「疑問点」を本人が出さない以上メディアが入ってくるのは、やむを得ないであろう。文春の記事も、もともと自分で蒔いた種なのだから自業自得というべきではないだろうか?