昨日の午前中中学生の人権作文の審査。担当の作文は78篇あり、全て読むのに約2時間はかかった。中学生にとって身近で定番なのは、「いじめ」の問題。今年は、現在国会で安保関連法案が審議されているせいか、それを題目にしているものも目立った。

 個人的には、安保法制の必要性はある程度理解できるが、憲法解釈上問題があるので、本来憲法改正してから具体的な法律の制定に入るのが筋だと思っている。最もここでは、そのことを書きたいのではないので、以下省略する。

 作文を読んで気になったのは、子供達が安保関連法案に反対するのは、正しい情報に基づいて判断したうえであれば彼らの自由なので構わないが、学校の先生が煽っている?と思われるものもあったのが複数あったことだ。

 例えば、「君ら(中学生)が大人になった時、アメリカが戦争をしたら、君らは嫌でも兵隊になってアメリカ軍と一緒になって、敵を殺さなければならない。(さもなければ、敵か非国民として日本国に殺される)安倍総理は、先頭に立ってこのような戦争法案を通そうとしている。」というように教えているのでは?そうでなければ、あり得ないような反対理由が目立ったからだ。そもそもこの法案は、こんな極端な内容ではないし、左寄りと言われる朝日新聞ですらそこまで突っ込んだ報道はしていない。中学生が、ネット等で調べるにしてもあまりに飛躍しすぎている。だからこのような推測をしているのだが・・・

 もしこの推測が当たっているのなら、あまりに偏向的な考えなので学校の教育が信じられなくなるので、推測が外れてほしいと思った作文審査だった。