きのうはものすごく疲れていて早く横になったはずなのに何故か眠れなくなってけっこう遅くまでゴロゴロゴロゴロしてた。
そしたら頭の奥のほうで曲がなりだした。
最近よくこの曲がぐるぐる回ってる。
ずっとたどっていったら曲名が浮かんできた。
「嵐が丘」だった。
もちろん、エミリーブロンテの小説ではなく、
渡辺美里のアルバム「Lovin´You」に収録されている曲。1986年の発売のだから今から29年前…か。そんな前になるのか…とちょっと愕然とするけど。
「僕から離れて何かを求めたきみ
戻っておいでよ 僕ならここにいるよ」
「君を傷つけるすべてから救いたい
戻っておいでよ 僕ならここにいるよ」
この部分が非常に訴えてくるというか、ヒットするというか。
私は
ほかに何か求めたわけじゃなく、ただほんとにリセットする時間が必要だっただけで。
あのまま続けていたら自分のなかでおきはじめた崩壊に耐えられなかった。
そういう想いが記憶の底からこの曲を引きずり出したんだろうか。そんな好きな曲でもなかったのに。でもインパクトは大きかったかな。
きのうの夜はまさに雷が鳴りはじめて大雨降ってきて…と嵐がきてたからこの曲ぴったりだった、余計に。
それにしても
すごい曲だ。
当時はそんなに思わなかったけど、記憶の中から出てきた彼女のうたはすっごく力強くて若さがあって、高いキーの部分は声がひっくり返っても歌ってるし。
今こんな歌うたうひといるのかな?
裏声でうたう人多くなったもんね。
私はどっちかというと歌声に力のある人のほうが好きなんだな。レベッカのNOKKOとかジュディマリのYUKIとか、あとエビ中のあいあい。オチか?
ちなみに、このアルバムでいちばん好きだった曲はラストのLovin´You。彼女の歌の良さが全面に表れている曲だった。
この人はこのアルバムがいちばんの最盛期だったような気がする、と思うくらい思い入れのある時期だった。