我が家は、基本、娘と一緒に夕食を作ります。
2歳の頃から、娘用の包丁を持たせて台所に立たせているので、料理が好きで、
年中の今では、みじん切りもできるし、味噌汁も作れます。
そして、子どもの味覚は大人の何十倍も敏感だから、味付けのセンスが私をはるかに超えてます。
なので、我が家では”味付け名人”と呼んで、味付けの全てを任せて、もてはやしてます。

昨日は、ネギを切りながら、アナウンス。

私「ネギって、単子葉類なんだよね~」

娘「え~、単子葉類ってどうしてわかるの?」(単子葉類という言葉はカードで知っている)

私「ほら、この筋が平行でしょ?それから、根っこがモジャモジャおひげみたいでしょ。
  葉脈が平行で、根っこがヒゲモジャなのが単子葉類なんだよ」

娘「平行ってなに?」

私「平行って、線が交わらずに、まっすぐなことだよ」

娘「じゃあ、玉ねぎもじゃない?」

私「すごいっ!よくわかったね。私も気づかなかった」(フリ)

娘「だって、ほら、皮剥く時に筋がまっすぐだから、そうかな~って。あと、とうもろこしもじゃない?」

私「反対に、葉脈がグチャグヂャなのが、双子葉類ね。ほとんどの植物が双子葉類かな」

娘「人参も?大根も?」

私「どうかな。葉っぱついてる時に見てみて」

小さい時からめんどくさがらずに、娘と一緒に料理をしてきたから、こんな会話ができるようになったんだと、しみじみ。

そしたら、今度は、私のニットを指して、
「あっ、ここにも単子葉類!」

そう、編み目が平行(笑)。
あっ、ここにも!と縦型ブラインドカーテンを指したかと思うと、自分のズボンのゴム部分を見て、
こんなところにも…と、探しはじめました。

探しているうちに、「あ~、これは双子葉類かぁ」と
なぜだか、単子葉類の見方になっているようです。

きっと、「平行」っていう意味がわかったのも、「単子葉類の葉脈は平行」ということがわかったのも、嬉しかったのでしょうね。
我が家には、単子葉類があちこち、いっぱいありました(笑)

こんな風に覚える「単子葉類」はきっと忘れないんだろうな~と思います。
ぜひ、おうちじゅうでお子さんと単子葉類、つまり”平行”を探してみては、いかがでしょうか。