アッラーの言葉 3 | あぶくさぶく

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トルコ語あれこれ

"Estağfurullah"

あれ? "Allah" が 含まれてないじゃない? と 思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、「アッラーの恵み・許しが ありますように」という意味らしいので 語尾の -ullah のところに アッラーが お隠れになっていると 考えるべきでしょう.

これは 前の2つより 使いにくいですね. 私は まだ一度も 実際に使ったことが ありません. お馴染み、竹内和夫さんの「トルコ語辞典」、あの赤い辞書には 「どういたしまして」という訳だけが 載ってますが、実際には いろんな 使われ方をしますね. これも お馴染みの TDK には、「感謝ないし賞賛された人物が細やかで 謙遜な気持ちを伝えるための表現(拙訳)」と あります. これでもまだ 収まりきれない使われ方が あるような感じがしますよね. 実際の例をみると、いろんな訳語を 当てはめないといけない感じです.

Aさん: 「おかげで助かりました.」
Bさん: "Estağfurullah!" これは <どういたしまして>でしょう.

Cさん:「あなた、私が 老けたって言いたいわけ?」
Dさん: "Estağfurullah!" これは<とんでもない>か?

Eさん: 「それ、プロポーズなの?」
Fさん: "Estağfurullah!" これは <違うってば!>か?

Gさん: 「私、子供の頃 成績が悪かったのよ.」
Hさん: "Estağfurullah!" これは <そんなことないでしょう?>か?

Jさん: 「ヤキモチ焼いてるの?」
Kさん: "Estağfurullah!" これは <そんなことないよ.>か?

Lさん:「夕食を食べて行ってね?」
Mさん:「おしゃべりしにきただけだから.」
Lさん: "Estağfurullah!" これは <そんなことおっしゃらずに!>か?

これを見ると、相手の言ったことを やんわりふんわり否定するような表現が多い気がしますね.


キョフテ屋さんのバン
"Maşallah" ではなく、"Allah Korusun" と 書かれてます.

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