トルコ語を 勉強し始めて ずいぶんになるのに、今頃になって 知った言葉が これです. 意味は 竹内和夫氏の辞書によれば「流れ、なりゆき; 電流、海流、風」ということで、単語としては 前にも 見てるんですが、以下のような意味合いで聞くのは 初めてでした.
今回聞いたのは「Cereyan が 来るから 窓を閉めようか」とか「Cereyan が あっちとこっちから来て ここで ぶつかるから 体に悪い」とか言うもの. つまり 「Cereyan は 体に悪い」というんですよね. そういう 迷信めいたものでもあるのかと思って ネットで ちょっと探してみましたが、それらしいものは 見あたららず.
後の方の台詞など、なんか風水を 思わせるような発想ですね. 考えてみれば 日本でも からだによくない・・・というニュアンスで 「風に当たる」と 言うことが ありますよね? 広辞苑には そういう意味は 載ってませんでしたが (^_^; ありませんでしたっけ? さらに言えば 病気の「風邪」も 音は「かぜ」ですしね.
古来、風は 人の息に 擬せられたりして、単なる自然現象以上の存在でした.
なんにしても この Cereyan、おもしろい言葉です.
古代ギリシャの石棺(アンタルヤ美術館)
