こんばんは、探偵です。

カラーチェンジの宝石をはじめてみると驚いた記憶がある。

アレキサンドライト。探偵は恥ずかしい話だが、宝石店でみたままの茄子紺の宝石だと思っていた。
今は他の種の宝石にも結構沢山みられる。


大体が昼は青か緑、白熱灯や蝋燭では朱から紫。

ところが、この現象は単一不変の真理ではなかった。
逆の現象もあったのだ。

つまり、太陽光かでは紫か菫、白熱灯では黄緑というのが。

この現象はTheGemTraderのブラッド・ペイン氏によって数年前にGIAに報告されている。

氏はアリゾナを拠点にそれこそ世界中の珍しい、新しい鉱物、宝石をGIAに寄稿しつづけている有名なジュエラーだ。

毎月、新商品のメールを律儀に送って来てくれる。

明らかに高めなのだが、文字どおり飛ぶようにうれる。カットも良いためか、ただならぬ品格がある。


探偵はそれを今月に来た彼のメールではじめて知った。
彼は英語で"Reverse Color Change"と表現している。

元々は彼はモザンビーク産のパライバ型トルマリンで発見したらしい。

さらには、宝石の故郷、ビルマのモゴックでみつけた。

何か?

ジルコンだ。
探偵が悩んでいる二時間ほどで売れてしまった。
ダメもとで食い下がると、彼は自分のマスターストーン1,15ctを譲ってくれた。彼の写真がこれ。

1.昼光
青き地球のこども(宝石と人間)-CCZircon1.11ct.II.gif
2.白熱灯
青き地球のこども(宝石と人間)-CCZircon1.11ct.I.gif
次に探偵の写真。
1、屋外午後西向
青き地球のこども(宝石と人間)-2010112315390000.jpg
2、白熱灯
青き地球のこども(宝石と人間)-2010112719150002.jpg

3、蛍光灯
青き地球のこども(宝石と人間)-2010112222470002.jpg

4、直射日光(午前中東向)
青き地球のこども(宝石と人間)-2010112708200000.jpg
5、室内(午後、反射太陽光、無照明)
青き地球のこども(宝石と人間)-2010112714490001.jpg

探偵の携帯カメラではパッとしない。わりとしっかり補色のカラーチェンジを見せてくれる。

ブラッド・ペイン氏自身、今まで6個しか見たことがないらしい。
彼のレベルは上記のとおりだから、とんでもない稀少宝石なのである。

ちなみに菫色のジルコンはMindat.orgという世界的なデータベースで一つみられるだけである。幻のジルコンである。産地は古代ローマの有名なヴェスヴィオス火山帯のゾンマ山地だ。

つまり、存在しないに近い。

それからみてもこのジルコン、ギネスに載った、ターフェアイトなんか河原の石みたいなもんだ。

と言ってみた。

宝石は楽しいね。自然が人間の思い込みを綺麗に裏切ってくれ、まだまだだな、頑張れよと言ってくれる気がするから。