レオパレス21の衝撃
10月29日(木)
レオパレス21 株価ストップ安!
10/27の株価:628円⇒10/28の株価:528円(▲100円)
※ストップ安:一日の最大値幅制限
株価は正直です。
企業の将来を図る尺度です。
≪理由≫ 中間決算速報より
レオパレス21の4~9月、営業赤字に
2009年4~9月期の連結営業損益が50億円程度の赤字。
(前年同期は298億円の黒字)
従来予想は4億円の黒字。
主力のアパート賃貸事業が国内法人需要の低迷で
赤字になったことが主因。
レオパレスは海外留学生の招致など
法人に代わる入居者を確保して事業構造の改革に着手する。
売上高は前年同期比11%減の3156億円の予想から下振れたもようだ。
アパート賃貸の入居率は9月に81%強と、
期初計画から約4ポイント低下。
最終損益も従来予想のゼロから赤字になったとみられる。
来年3月期末配当ゼロの見通し
住宅・賃貸の仕事上、関心を持っておりましたが、
それとは別に
この夏、ある出来事があり、レオパレス21を身近に感じていました。
私の愚息が免停60日になり、
勤務上 30日間レオパレスに入居したからです。
入居契約時に付き合って
素晴らしいシステムに驚かされました。
それは、入退居の簡便さ。
事前にネットで予約しておき
当日は30分程度で入居説明と契約
カードキーを渡され…以上。
退去時はカードキーを郵便受けに入れるだけ。
当然、入退居の立ち会いもありません。
まるで、ビジネスホテルのチェックインと然程かわりません。
退居後の管理・清掃は契約業者が実施し、
当初の契約不履行があれば、後日精算。
支店・営業店の社員が現地に出向くことはほとんどないそうです。
素晴らしいマニュアル化、です。
さて、
来店時、私は暇でしたので社員の方と雑談。
『素晴らしいシステムですネ。儲かる仕組ですネ…』
『ところで、入居率はどの位ですか? 90%程度ですか?
派遣切りの影響で入居率は如何ですか?』
の質問に、社員の方が
『昨年は、90%以上でしたが、相当影響が出ていて
現在は、80%程度ではないでしょうか』
『でも、80%程度あれば営業上問題はないでしょう?』
と重ねて質問したところ
『いやあー、80%の入居率は相当厳しいですよ』…
レオパレス21の賃貸は、他社と違うビジネスモデル。
殆どが一括借上げ(サブリース)…呼び方は別にして
管理斡旋の全ての業務を自社が担うスタイル。
(当然、仲介業務は他の不動産業者にも依頼している)
その他
短期(マンスリー…)、企業契約が多い。
このビジネスモデルの変革が迫られているんですネ。
この影響は?
建築主(大家さん)は、どうなるのでしょう?
サブリース契約賃料は?
当初契約の内容について私の知るところではありませんが、
多分、契約書に
≪経済状勢等の大幅な変動により契約賃料の見直し…≫
の条文(特約)が、入っているでしょうから、
≪建築主(大家さん)との契約賃料の見直し交渉が始まるのでは?≫
の懸念があります。
しかし、入居率80%は決して低い水準ではないのでは。
そもそも入居率90%を超える水準が異常だったのでは。
入居率を上げる手っ取り早い方法は
≪家賃の値下げ≫です。
でも、家賃の値下げは更なる経営圧迫要因になり、
今後しばらくは、レオパレス21の行方から目が離せないのでは。
今日のレオパレス21の株価も相当下げて始まっているようです。
藤原紀香さん・松平健さん・小池徹平さん…らのCMで話題。
でもこの先、どのようになっていくのか?
そして、今後の賃貸業界の行方は?
心配は、建築主(大家さん)です。
サブリース(一括借上げ)は、金額を決して保証していません。
≪契約期間≫と≪査定家賃の率≫を保証しているだけ、
ましてや最悪の事態になった時には、
建築主を保証しているものは何もありません。
≪建築する側の仕様で造ったアパート≫…
これが問題になります。
限られた入居者に特化したスタイル、他の入居者には受け入れらない。
では、また…