今じゃ、どこから見ても
立派なおばちゃん!な私ですが

そーいえば
ちょっと(?)昔は子どもでした。

子どもだった頃の
私の目に映る「親」って
どんな存在だったかな

何をして欲しくて
何を求めてたっけ




いや~、忘れてました!



どんな大人も
昔は必ず子どもだったのに…
その頃の感覚って
忘れちゃったまま、
「大人」の立場だけで
過ごしているんですね。


以前、コーチングを学んだ時、
なるほど~!と感じたのが

「ポジション・チェンジ」
というワークでした。

ポジション・チェンジ
=相手と立場を交代してみる、という
  意味です。


このワークは、
2つの椅子に向かい合わせて座り、
2人一組で行います。
1人でやる場合も同じように
2つの椅子を向かい合わせて置きます。



まず、目の前に座る相手を
(1人の場合は想像の相手を座らせて)
特定の「誰か(夫とか親など)」
に想定してから、
その人(誰か)にむかって
言いたかった気持ちや
言えなかった不満や怒りなどを
なんの制約もなく、
思いっきり吐き出します。

その後、実際に一度立ち上がって
座る位置を交換し、
相手が座っていたイスに座ります。

そうする事で、今度は
自分が「その人」の立場になる訳です。

「その人」から自分は
どう見えるのか
どう感じるのか、を味わいます。

「その人」の立場になってみて、
「その人」が自分に言いたい事や
伝えたい事はなんだろう、
と想い巡らせてみるのです。



ここからは妄想大会ですが

例えば…
心の中で目の前に座る相手を
「ODの自分の子」としてみたら
どうでしょう。


もし、なんの制約もなく
何を言っても大丈夫で
どんな事を言っても良かったら

あなたは「その子」に
何を伝えますか?
吐き出しますか?


「いつになったら治るの?!」
「お母さんのせいなのかなぁ」
「辛そうな姿を見てるの、もうヤダ」
「疲れたよ!」
「お母さんだって不安なんだから」
「もう一人になりたい」などなど
妄想の中では、
どんなネガティヴワードもOKです。


今度は、実際に一度立ち上がって
向かいのイスに座り
子どもと自分の立場を変えてみます。

その時、子どもの目から見て
相手(自分)は
どんな表情でしょうか

どう見えるのか
どう感じるのか

それを味わってみてください。    



子どもの立場に立った時、
相手(親の自分)に対して
何を想ってるのかな
何を言いたいのかな

どんな言葉が浮かびますか?



このポジション・チェンジのワークに
正解はありません。
答えはいつも
あなた自身
私自身の中にあるからです。


私がこのワークをやった時
浮かんだ言葉は

「お母さん、心配かけてごめんなさい」

でした。



起立性調節障害の子ども達って、
この予想もしていなかった状態に
一番戸惑っているのは
子ども達自身ですよね。

心配するのも
一生懸命になるのも
親としては当然だけど

時々、相手(子ども)と自分(親)の
立場を入れ替えてみると

親の自分が抱えていたものが
本当は
誰の問題なのか
誰の辛さなのか
誰の人生なのか
誰の答えなのか

ハッと気がつく事や
手放せる事が
あるかもしれません。


最近、わんことのやり取りの中で
「あー、そうだったなぁあせる」と
思う事があって

自分が忘れないために
この記事を書きました。

忘れっぽい私は
何度も何度も
忘れては、また学びます~