友達から
諺を教えてもらいました。


「井の中の蛙、大海を知らず」

狭い世界に留まっていると
外の広い世界を知らない

だいたい、そんな意味ですね。


にゃんこが動けない時期
「お布団」がにゃんこの世界でした。

学校に行けない時期は
「家」がにゃんこの世界でした。

学校へ戻れてからも
体調の波があるにゃんこには
家~学校が世界の殆ど。

笑いながら
走っていく
周りの友達が
たまらなく眩しく感じた時期


にゃんこは
自分一人が
小さな世界に取り残されたような
そんな気持ちでいたそうです。

皆みたいに
色んな所に行きたいけど

私は行けない…
体調悪いし
体力もないし

望まないのに
「井の中の蛙」



でもね、
その諺には続きがあるんだよ!

と、友達が教えてくれました。


「井の中の蛙  大海を知らず、

         されど空の深さ(青さ)を知る」


この言葉を聞いた時、
ちょっと力が入ってた身体を
そーっと優しく
受け止めてもらってような
そんな気持ちになりました。


お布団の中から見上げていた
窓枠の中の小さな空

お家生活の時、
カーテン越しに眺めていた空

青い空
ぽっかり浮かんだ雲
夕焼けの空

毎日毎日、
その空を見ながら
何を考えていたんだろうね

自分の事
周りの事
過去の事
未来の事
思いを巡らせた時間

「今」いる場所から動けなくても、
その時間にはちゃんと意味がある

だって
空の深さや青さを
あなたは誰よりも
知っているから

その空の先にあるものを、
自分で見に行く時が
必ず来るのだから


大学2年を終えたにゃんこが
また旅に出かけました

3週間のフィリピン
その後は
ベトナムの孤児院でのボランティアと
カンボジアへの旅


新学期までには帰ってくるって。


あの日見ていた空に
にゃんこが乗った飛行機が
飛び立ちました。


1人では来られなかった道。
今もまた
支えてくださる方の存在に
感謝しながら

いってらっしゃい

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