夏休み~晴れ虹ヒマワリ

のハズだけど、
今日もわんこを
車で学校へ送った朝。

この暑い中、
夏期講習と部活だって。
お疲れ様~

帰宅後。
大学のテスト期間のにゃんこと
朝ごはんを一緒に食べながら、
わんこの話になりました。


女の子「わんこは今日も学校なの?

   ふーん…

   わんこって私と同じODなのに、

   症状は…私より…なんか

   すごく軽いよね~。

   なんで?」


にゃんこの声には
「良かったね」
だけじゃ収まらない、
複雑な気持ちが
にじみ出ていました。


おやしらず「そうだよね…ホントだよね。
    
    にゃんこで一度ODを見てるから、
    わんこが具合が悪くなった時に
    すぐにODだって
    分かったからかなぁ。

    無理しないで休んで良いよって
    始めから言えたし

    診断書を学校に出して
    先生にも伝えたし

    メンタル面も始めから大門さんが
    しっかり支えてくれてたから、
    気持ちの落ち込みも少なかったし…

    にゃんこを通して
    ODがどんなものか知っていたし
    どうしたら良いか
    どうしたらダメか知っていたから
    こんなに軽く済んでるのかもね。

     にゃんこを通してお母さん達も
     学ばせてもらったからだね。
     きっと」


どう言葉を選んでも
ウソは言えず…
どう伝えても
にゃんこを傷つけそうで…
こんな言い方しか出来ませんでした。
あー、ワタシってばあせる


女の子「良いなぁ…わんこは。

    メンタルの落ち込みなんて、
    経験しないで済めば
    それに越したことないって思うけど

     私ね、今でもまだ
     根っこがスカスカしているような
     気がするの。

     中高時代に経験するハズのところが
     スカスカなんだよ。

     だから今は、
     そのスカスカを
     少しずつ埋めている所なの」


なんとも淋しそうな表情に
「うんうん」と
聴くことしか出来ませんでした。


この「根っこのスカスカ」とは、
田中大介先生が仰っていた
「体調不良から来る、自尊心の低下」
って奴なのでしょうか。


ODの辛さは、
スタートは体調不良なのに
それだけに留まらないこと。

気持ちと裏腹に
動けない自分
頑張れない自分
期待に応えられない自分
過去の自己像とのギャップ
ブライドの崩壊

ODの子は
頑張り屋さんが多いだけに
そこでみんな苦しむんですよね。

休んで休んで
やっと学校に戻っても
居場所が無くなっていたり
孤独の中でドンドン追い込まれ…

そうしているうちに
自分で自分を否定してしまうような
状態になり…
ODを体調不良以上の
複雑なモノに
見せてしまうのかも。

にゃんこをずっと見ていた私には
そんな風に感じられます。


ハッキリしてるのは、
にゃんこの人生のスカスカは
にゃんこが自分の手で
埋めるしかないってこと。

それは私には埋められないし
埋めちゃいけない。

だって宿題は自分でやるもの。
親は手出し無用だから…ね。

中高時代にやり残した宿題を
今、少しずつ片付けながら
歩いているにゃんこ。

神様はね、
その人が乗り越えられる試練しか
与えないんだよ

いつか友人から聞いた言葉が
ふと頭に浮かぶ朝でした。