火葬をしていただく斎場に到着し

運転中で
赤ちゃんを触れなかった旦那さんも

1度、手のひらで抱っこ

赤ちゃんをじっと、見つめていた



それを見て、

また泣いてしまった




産院で用意して頂いた、

赤ちゃんが使っていたお布団代わりの
小さなレースのハンカチと

赤ちゃんのにおいを
少しでもつけれたらと思って
一緒に寝かせていた
もう1組の帽子とお洋服


「これ、ママにちょうだいね」

と声をかけて
用意していた封筒に入れて
鞄にしまい


はらぺこあおむしの
ミニタオルをお布団がわりに
しました

赤ちゃんのために選んだ
小さなぬいぐるみも
一緒に火葬していただくように
お供えしました



祭壇に赤ちゃんを寝かせて

赤ちゃんの周りに
折り紙とお花を飾りました。


お焼香をして、

いよいよお別れ



深くお辞儀をして
お願いしました




30~40分、
ロビーでお待ちくださいと
声をかけられ


自動販売機で飲み物を買い
ロビーのソファーへ

腰かけました




本当に不謹慎ですが、

正直な話、

他のお葬式に来ていた方たちに
対しても

思ってしまいました



この子も、

おじいちゃんになるまで
生きられていたら







火葬が終わり、
担当の方が
骨壺を持ってきてくださいました


埋葬を希望するときや
ペンダントをつくるときにも
必要となるらしい、
火葬の証明書


と、一緒に

小さな小さな骨壺




受け取り、

挨拶をして


車へ向かいました




火葬の前には
したくてもできなかったから


骨壺を、

つよくつよく

抱き締めました





13週の妊娠

骨はほとんど残らないから

灰ごと骨壺へ入れる
と聞いていました



骨、少しでもいい

残ったかな、、、



旦那さんと二人で

骨壺の中身を確認しました





5mmくらいの長さ

小さな小さな骨が

4本ほど、見えました



「骨がある、、、


残った、、、」


すごくすごく
小さいけど、

骨のかたちをした、
赤ちゃんの骨が

しっかりと確認できました


声をあげて泣きました



赤ちゃんが、


確かに

存在していた証



それが残ったことは

とても嬉しいことでした