こんにちは。長谷川貴子です。
私は現在、身体の不調や痛みに
お悩みのお客様に身体と心を整えて、
心身共に緩めるカウンセリングとボディケアの
お仕事させていただいています。
先日、友人とこんな話をしていたんですね。
「沈黙になると話さなきゃいけないと思ってしまう。
だから疲れちゃうし面倒で
あまり知らない人が集まる場所には
いかないようにしているんだ」
この話を聞いた時に
自分も同じような気持ちでいた時期が
あった事を思い出しました。
今日は
こうしなきゃいけないと思っているのは
自分だけのルールになっている場合が多い
について書いていこうと思います。
少しお付き合いくださいね。
私は１５年前に
トータルビューティーサロンで勤務していたのですが、
当時は珍しい店でとても人気があり
1日に多い時は8人くらいの
お客様の接客と施術をしていたんですね。
そのサロンは美容室も併設していて、
メガネのコーディネートやカラー診断といった
男性にも足を運びやすいメニューも豊富で
女性だけではなく男性も多く来店するサロンでした。
私は新規のお客様は当然なのですが
男性の場合だと慣れないから余計に嫌で
毎回予約の前にはお腹が痛くなってしまうくらい
緊張していたんですね。
そして沈黙になるのが怖くて
いつも言葉を探して
必死に話していた事を覚えています。
そこでなぜ私はそんなに沈黙を避けていたのか
考えてみたんですね。
沈黙が起きている時、
私は相手に自分の心の中を
見透かされているように
感じて勝手に焦ってしまうんですね。
誰からも何も言われていないのにですよ。
強い思い込みから
とにかく見透かされないようにしなきゃ！と
必死に会話で繋いでいました。
でもその必死につないだ会話って
本当にどうでもいい内容ばかりで
会話どころかお客様の情報が
いつもほとんどなかったんですね。
その行為で私の人間性が
上手く伝わっていれば本当にラッキーですが、
そんな自分中心な必死な心の状態で
お客様に私の良さが伝わるとは思えません。
お客様、大切な相手のために
興味をもって
お話ししているわけではなくて、
「自分を見透かされないため」
という事が目的だから
相手にとってはどうでもいいような
一人よがりの会話だったのかなと
今になったらよくわかりますね。
ではこの状況を思い返した時
相手はどのように感じていたのだろう？
と想像してみると
沈黙の時間お客様は
「貴子さんって本当はこうやって思ってんだよね」
と心の中で思っている？
そんな事は思っているはずがないと思うんです。
今ならよくわかりますね。
沈黙がおこると「話さないといけない！」と
焦ってしまうのは自分だけの
思い込みだったんだという事が良くわかります。
相手から言われたわけでもないのに
「やっては行けない」
「こうしないといけない」
「こう思われてしまう」
という思い込みのルールが毎回作動してしまう。
この思考のクセは幼少期の親との関わりの
影響が大きいと言われているんですね。
ですので私には無意識の領域だから
なかなか自分で気付く事が出来ませんでした。
ですが脳と心の仕組みを知って
自分の思考のクセに気付けたんですね。
「沈黙は話さないといけない」と
思い込んでいたのは
無意識に自分の中にルールができていて
行動してしまっていたんですね。
ですがこれは相手の気持ちではなく
自分の思い込みで作った
自分を縛っているルールだとわかったんですね。
「沈黙が怖いのは私の問題」
という事がわかってからは
全く気にならなくなり
相手の気持ちに寄り添ったり
興味をもってお話を聞いたり、
会話する事が出来るようになっていきました。
ですので
「こうしなきゃ！」
「こうじゃなきゃいけない！」
という感情が出てきた時は
どうしてそうしないといけないのか？
理由を意識にあげてみると
いいのかもしれません。
自分の思考パターンには
幼少期から作られている
脳と心の仕組みが関係していると
言われています。
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