こんにちは。長谷川貴子です。

 

 

私は現在、身体の不調や痛みに

お悩みのお客様に身体と心を整えて、

心身共に緩めるカウンセリングとボディケアの

お仕事させていただいています。

 

 

 

私のサロンにいらっしゃるお客様は

 

 

 

「身体が疲れてしまって

何もできなくて困っています」

 

 

 

というような状態を訴えるお客様が

とても多くいらっしゃいます。

 

 

 

どうしてもやりたい事があってやってしまうと、

翌日は身体を痛めていたりして

動けなくなってしまう事がある。

 

 

 

やらなきゃいけない事があっても

やる気が起きない。

 

 

 

このように話されていました。

 

 

 

このお客様は50代のお勤めされている

お母様で何度もご来店くださっていています。

 

 

 

 

そして毎回お客様の望んだ状態に

戻す施術をしていたんですね。

 

 

 

 

お客様の希望も満たされ、

私も安心していたのですが

 

 

 

この後にとても驚いた事がおきたのです。

 

 

 

今日は私の経験した事を

お話ししていこうと思います。

 

 

 

 

しばらくお付き合いくださいね。

 

 

 

 

施術後にお客様にお茶をお出しして、

少しお話をしていたんですね。

 

 

「次回ご予約はどうされますか?」

 

 

Aさん

「今、娘が仕事が休みで

時間が読めないからまた連絡するわ。」

 

 

 

「そうですか。

わかりました。ご連絡お待ちしていますね。」

 

 

 

いつもならお客様が不快にならないように、

意識的に引くようにしていました。

 

 

ですが、なんとなく引っかかり、

 

「娘さん、お休みなんですね」

と問いかけたところ、

 

 

Aさん

「そうなの。実は仕事をやめてしまって

有休消化しているところなの。

色々と合わなかったようで

心配で目が離せないから」

 

 

 

色々伺っていくと

娘さんは30代で

時間が守れなかったり

人との距離感が難しかったりと、

ご本人がとても苦しんでいる。

 

 

病院にいき、

発達障害の傾向がある事がわかり、

幼い頃から

どうしても出来なかった事について

納得する事ができ

少しほっとしているとの事でした。

 

 

 

ですがそれよりもお母様自身が

とても不安でたまらなく、

自分の目の届く範囲にいてもらいたい。

心配ばかりを口にしている。

という事が伝わってきたのです。

 

 

 

「そうですか、大変でしたね。

娘さんは何か好きな事はありますか?」

 

 

 

Aさん

「実は音大を出ていて、音楽が大好きなんです。

作曲もしていましたが「自信がないから」といって

普通の会社に就職したんです」

 

 

 

「そうだったんですか。

娘さん素晴らしいですね。

本当は天才かもしれないですね。

私からはそう見えます。」

 

 

 

このようにお伝えしたら

娘さんの自慢できるところを

どんどん話し出したのです。

 

 

 

そして

「遅いかもしれないけど、

好きな事をやらせてあげたい」

 

 

「そうですね、それでしたら、

Aさんは娘さんに

「あなたは何でもできる人だから大丈夫」と

お伝えしてください。

そしたら後は信じてあげるだけです」

 

 

 

お母様の不安と心配が

娘さんの自信を奪ってしまっているように

感じたんですね。

 

 

 

Aさんは涙を流されて

「本当にありがとうございました」

とお帰りになりました。

 

 

 

ちょっと本題とは

ズレてしまいましたが・・・

 

 

 

このお客様は

「疲れた身体を整えてください」

とご来店されました。

 

 

 

ですがこの言葉の先には

このように娘さんとの問題を

抱えていらっしゃいました。

 

 

 

 

私は身体を整える仕事を

していますが

身体の不調は心的要因が

大きいと言われてます。

 

 

 

疲れていて不調が起きている

という事だけではなく

娘さんに対する不安が

ストレスによって疲れやすい体を

作っていたのではないかと

思っています。

 

 

 

 

もしお客様のご希望を聞いた時、

その言葉のもう少し先に本当の願いが

あるのかもしれないという事を意識して

お話を聞いてみると

何か見えてくるかもしれません。

 

 

 

何かの参考になれば嬉しいです。