特性持ちの子どもについての記事はあるけど、特性持ちの親がどう子供と関りを持てばいいのかという記事をあまり見たことがないので今回お話させていただきます。

 

 

ADHDでも無理なく育児をするには…

第一に重要なのは子供に対しての考え方です。

今から大前提をお話します。それは…

 

「子どもはコントロールできません」

 

↑この考えを持つだけで、子どもに対しての関わり方が自ずと分かってきます。

 

 

ADHDの特性上、日々のルーティンやこだわりなど幾つかあり、そのレールに沿っていくことで落ち着いた日々を送れていますが、子どもは相手のことはお構いなしに自分の要求を言ってきます。

 

 

最初は自分もプライベートの時間がなく、育児にイライラ、我が子にイライラ、酷いときには息子が癇癪を起して泣いているときにトイレに籠り、両手で耳を抑えながら震えていました。徐々に育児や息子に興味がなくなり無気力になっていくのを自分の中で感じていました。

幸いなことに妻に相談することができ、1週間近く1人で生活することで頭の整理や心身の静養を行いコンディションを整えて回復することができました。理解のある妻や周りの環境に感謝です。

 

 

そんな中で考えたのが「子どもはコントロールできない」という考えです。できないならする必要はない。コントロールしようとパワーを使うよりもお互いに歩み寄って落としどころを探ったほうが良いと思います。

子どもに完璧を求めるあまり色々言ったりすると自己肯定感の低い子になってしまうみたいな話がありますが、実際に自己肯定感は低くなると思います(自分がそうなので)

 

 

あくまでも、子どもにはも人格があり、親はコントロールするよりも息子の気持ちを汲んであげて本人の「したいこと」や「社会的に必要なこと」を教えるアドバイザー的なポジションで落ち着ければいいかと思ってます。

 

 

また以下に自分なりの子育て術も書いておくので、もし育児に困っている方は参考にしてみてください。

・何事も余裕をもって行動しましょう。

→家事や育児のすることをチャート化して、何を優先するのか考えて行動を起こします。慣れてくるとチャートが細分化してより多彩なパターンが生まれてくると思います。パターンが生まれる理由としては子どもに邪魔されるからです。折角予定を立てて行動してるのに邪魔されたら誰だって嫌ですよね。なのでどの工程で邪魔をされるのかを考えいくつものパターンを持っておくと行動が変更しても対応できます。しかし、時間に余裕がないと何事にも焦ってしまい物事が上手くいかないとイライラしてしまうので注意が必要です。

 

・子どもの想いに共感する。

→子どもが駄々をこねてきたら、子どもの目線に合わせて(目線が上だと自分の方が立場が上になり相手を見下しやすくなるため)主張を聞いてあげてください。そして共感してください「そういう想いだったんだね。教えてくれてありがとう。僕も同じ気持ちだよ。」などの声掛けを行っています。

 

・ハグをする

子どもにとってハグをされることは愛情表現のひとつの形で安心感や回数を重ねることで信頼感にも繋がります。子どもがハグを嫌がるまでは積極的に行いましょう。嫌がるときはしないで下さい。ネガティブに働きます。

 

 

ちなみに息子はいま「やるやる期」でなんでも自分でやりたいという想いが強いです。時間と余裕が許す限り色々行ってもらいます。やり遂げるにも時間は掛かりますができたときの「できたよ!!」と笑顔で言われ、褒めると更にニコニコ顔になり「僕でもできるんだよ!」と答えてくれる姿を見て人の成長と自信ってこういう何気ない生活の中でこそ生まれるのだなと感じました。