「色あせた原色・鮮やかな自販機    三枚組み

南伊豆の小さな漁港に出かけました。

写真の練習です。

 練習とは、どういう事かというと、目的も”思い”も無く

とにかく絵になる写真を撮ってくる、それが練習です。

こんな基礎的な練習も欠かせません。

      (その是非については、いろいろ・・・)

 伊豆地方は経済的に落ち込んでいます。

沿岸漁業は不振で、漁師さんも大変です。

新築時は色鮮やかだった建物も、老朽化して色褪せ

余計に衰退を感じてしまいました。

ただコーラの販売機だけが鮮やかでした。

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下の写真は特に象徴的だと思いました。

 独立した一枚の写真として「衰退日本に進出するグローバル資本」

 絵画や彫刻は、作者が自分で制作します。

しかし写真は、シャッターを押せば、カメラが勝手に写してくれます。

では「写真にとって作品」とは何なのでしょうか?

 上の写真を見て、人それぞれ見え方が違うと思います。

では、私にはどう見えるのか。

その「見え方の提案」こそが作品と言えるのではないでしょうか。

     (写真に題名を付けるのは、一枚写真だけでは思いを伝えるのが難しい為です)

”批評精神”という事かもしれません。

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