浪人した冬
クリスマスイブ、彼女もいない自分は一人きりで、ハゲてる自分にウンザリして
鏡でライトを分け目に当てると、随分と頭皮が見えるようになったと
おい、サンタよ オラの髪を昔に戻してくれ!なんてアホなことをブツブツ呟いていた。
まあ、受験が近づくにつれ計画だった勉強も、栄養バランスのある食事も、十分な睡眠も崩れまくって
栄養ドリンクぶち込んで、不規則な生活を余儀なくさせられてた。
なんだって受験なんてあるんだよ、、、髪に悪いじゃないか!
この頃は今考えると相当病んでいたと思う。
抜けた髪の毛集めて、本数数えてノートに書いてた。
1週間の平均本数とか計算したり、、、今のエクセルフル活用スキルがその頃あったら
表計算からグラフ化までして、経過写真まで撮ってたかもしれない、、、
しかも白髪を見つけた時なんてマジ1日凹んだこと凹んだこと
抜くと増えるって聞いていたから、そんなの今はデマだって知ったけど
抜くに抜けず、、一日ずっと白髪をかき分けて鏡で見てたな、、、、
あ、でも少しずつ成績が上がってちょっと楽な気分にもなったことを覚えている。
髪を触りながら、、もうこうなったら受かって髪も戻して遊びまくってやると
苦手な数学の問題に当たるたびに叫んで
まあ、結果的にはどうにか合格して、薄毛の進行で悩みつつ浪人生活が終わった。
