勇者…勇者自体は王の宣下による任命や神のお告げによる任命もある。ちなみにどちらの場合においても偽の勇者の場合には必ず近いうちに謀殺されるので、本当の勇者でなければ長く存在することができない。ただ勇者であったが、一度神の加護を失ったものはその断りから外れる。それが昭である。
偽王…後の王朝から後世正統王朝として認識されなかったものがこの偽王である。もちろん、この国も王がいる以上勇者もいただろうが、その記録は未だ見つかっていない。

烈…楚の国の樹県の人。徹底的な合理主義者で殺された時も、財宝は全て国に献上するその方が国のためだと述べたという。ある時戦いで食料が必要となり、近くから略奪を働いた。この点につき参軍が止めたところ、「略奪をはかることと国が亡国になるのはどちら咎が多いか!」と一喝し参軍はこれ以後言葉を述べなかったという。
王の名前…王の名は死後に命名する。名は体を表し、名は功名を明らかにするものである。つまり武や文といった名は有能な統治者であったことがわかる。