弑逆…殺して歯向かうという意味である。ここで反逆するというのは、天に対してという意味である。筆者としては愚か者の王であれ王を天命を待たずに殺すのは天命に背くことであり弑逆であると考えたのであろう。
猛政…法に基づく統治、具体的には法家思想にによる法の厳格な運用を行なったと考えられる。
民…原初の版では愚民であったとされる。愚が抜けたのは民主制における言葉狩りにあったためと言われている。愚であるとすれば天命を失っているのに喝采をしたことを指しているのではないか。
天の加護…天体の加護は常に行き渡っている。それが失われるということは地に恵みが無くなるというものである。加護とは篭とも読め、篭の中の鳥は数える事ができ、養うことが容易であるように篭の中にあれば篭の中は人に数えられるが、その分だけ土地の実りも保障される。
諸侯…王は最大の実力者の称号であり、実力がなければ諸侯として存在している。神の加護はあり、独立した自治領を構成している。諸侯の能力は暗愚でない程度であったという。
魔王…加護のない土地に住む王のこと。人類の命題として加護のがない土地を解放することにある。一方で加護がない土地は実り豊かではないが競争社会である為、自然と強い。