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それでも生肉が食べたい!

現在のところ、4人の死者を出している「焼肉酒家えびす」の集団食中毒事件。
そもそも国の衛生基準を満たす生食用牛肉は流通していないということに少なからず驚きを隠せない。
私が今まで食べてきたユッケもレバ刺しも基準を満たしていなかったということになる。


国の基準は、生食牛レバーによる腸管出血性大腸菌O157食中毒の発生を受けて、旧厚生省により平成10年に全国に通達された。
基準では、専用設備での肉の解体・加工や温度10度以下での保存等が定められている。
この基準を見ると、牛も馬も一律に規定されている。
にもかかわらず、この基準を満たす生食用食肉の出荷実績があるのは馬肉・馬レバーのみである。
同じ基準なのにどうして牛はできないのだろうか。
コストの問題か、慣習なのか、牛と馬の体の違いなのか、専門家ではないので詳しいことはわからないが、大衆に迎合するために安全をないがしろにしていたのだとしたら、それは許されないことだ。
ちなみに、私は豚や鶏のレバ刺しも食べたことがあるが、生食用豚肉、鶏肉には基準すらないそうだ。


とはいえ、基準に満たなくても安全であれば誰も文句は言わない。
食中毒を引き起こす菌が付着するのは肉の表面のみである。
だから、表面を焼いているステーキ肉はレアで食べても大丈夫なのだ。
ユッケ等で生肉を使う場合も、表面を削ぎ落とさなくてはならない。
しかし、「焼肉酒家えびす」ではそれを怠っていたそうである。
また、一部報道によると、ユッケを食べていない客も食中毒にかかっているそうだ。
それが本当であるとしたなら、衛生管理のずさんさが想像できる。


だが、衛生管理がずさんな店は「焼肉酒家えびす」だけでなく日本中に無数にあるだろう。
食中毒を引き起こすほどには至っていないが、飲食店で働いた経験がある方は、外食はできないなと感じた方も多いのではないだろうか。
もちろん、徹底的に衛生管理に気をつけている店もたくさんあるだろう。
しかし、やはり自宅で料理をして食べるのがいちばん安全・安心だと感じる。


そうは言ってもやはり生肉が食べたいというのは私だけではないはずだ。
だが、今の状況では安心して食べることはできない。
おいしい生肉を食べても不安がつきまとってくるのならば、幸せは半減である。
韓国に倣うなど、方策はあるはずだ。
安全な生肉を安心して食べられる日が来ることを待ち望む。


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ホリエモン NEWS23X生出演

堀江貴文元ライブドア社長がNEWS23Xに生出演していた。

収監前の人物がテレビ番組に生出演するのはめったにないことであろう。

出す方も出す方だが出る方も出る方だと思う。

判決前に、「ホリエモン最近またよくテレビに出るようになったなぁ」と思っていたのだが、実刑が確定しそうだということで、忘れられないように今のうちに露出しておこうという計算があったのかもしれない。

しかし、またメディアに利用されているのではないかという感じもする。

持ちつ持たれつなのかもしれないが、まだ懲りないのかと感じる。


今日の生出演で私がいちばん気になったのは、堀江元社長が「この件は僕の中ではもう終わっている」というようなことを言っていたことだ。

刑事上の責任については賛否両論あると思うが、少なくとも民事上では堀江元社長が責任を負わなければならない立場であることは間違いない。

民事裁判はまだ係争中だし、今なお苦しんでいる被害者もたくさんいる。

そういった人たちにとっては、この件はまだ終わってなんかいない。

もちろん、加害者にも人権はあるし、ある程度区切りをつけないと次には進めない。

しかし、少なくともテレビ番組で堂々と「終わったことだ」などと言っては絶対にいけない。


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「4年に1度」の厳しさ

先日、フィギュアスケートの世界選手権で4年ぶり2度目の優勝を果たした安藤美姫。
しかし、オリンピックではメダルにすら手が届いていない。
彼女が世界選手権で優勝したのはいずれもオリンピックの次のシーズンだ。


4年に1度の大会に縁がないのは彼女だけではない。
例えば、サッカーの中村俊輔。
Jリーグ日本人最年少MVP、スコティッシュ・プレミアリーグMVPなど輝かしい成績を残している彼も、ワールドカップでは2002年日韓大会での代表落ち、2006年ドイツ大会でのグループリーグ敗退、2010年南アフリカ大会での不調等あまり活躍している印象を受けない。


逆に、「4年に1度」に強い選手もいる。
例えば、水泳の北島康介。
アテネオリンピック後、不調が囁かれたが、北京オリンピックでは再び2冠を達成。
平泳ぎでは世界初となる2大会連続2種目制覇を成し遂げた。


来年のことですら鬼が笑うと言うのに、3年後のことを言ったら爆笑されるかもしれない。
それでも今度こそオリンピックでと思ってしまう。
ソチでの安藤の勇姿を期待せずにはいられない。


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