こんにちは、女性デザイナーの松田です。

名刺を作るとき、
タテ型かヨコ型かどちらにするか迷いませんか?

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ハットツールでは、
名刺のご提案は基本的に2案ですが、

実際は、3~4案+バリエーション違いを
ご提案することがよくあります。

その中には、タテ型、ヨコ型もあります。
デザインと文字組み次第でしっくりと落ち着く型があるんです。

もちろん好みもありますね。

以前いらしたお客さまは、
普段書く文字が丸文字なのでヨコ書きが書くやすく
タテに書くと文字が歪んでいってしまうとのことで
名刺もヨコ型指定でした。

私自信、作り手としての好みは、
日本語表記の場合はタテ型にヨコ書きなんです。


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ヨコ型にヨコ書きの場合、住所などヨコにズラズラと並べていくと
一直線のまとまりはきれいですが、情報量がいっぱいで読みにくくなりがちです。
適度に改行が入っている方が良いと思います。

タテ型にヨコ書きの場合、スペースの都合で強制的に改行になり、
文章もタテに伸びていくことになりますが、
名刺の形自体がタテ型なので、全体のバランスを壊すことがないんです。

ちなみに、英語表記の場合は、ヨコ型にヨコ書きですね。
アルファベットが長くなりがちなので、タテ型に収めるには苦労します。

では、世間一般的なお話。
(手持ちのカードフォルダーを見ながら・・)
ヨコ型にヨコ書きが多く好まれているみたいです。
理由は、デザイン云々ではなく、
名刺スキャナーで読み取りやすくて、
カードフォルダーへ整理しやすい(=見つけやすい)という理由だと思います。

デザイン、クリエイター業界では、どうかというと。
(デザイナーの参考書籍を見ながら・・・)
タテ型にヨコ書きが、多いみたいです。
理由は、アイデンティティとか、印象に残るように・・・
だけでなく、いろいろありそうです。

たとえば、超有名なデザイナー佐藤卓さんは、
渡す人と受け取る人の手と手が触れ合わない微妙な距離感を考えて、
タテ型を好んでおられるそうです。

ヨコ型にタテ書きという方もおられますし、
昔主流だったであろう、タテ型にタテ書きも、
今や一巡して面食らってしまうほど個性的に見えるから不思議です。

というわけで、
一概に「おしゃれ」な名刺はタテヨコどちら?
という答えは見つけられないですね・・・
失礼いたしました。

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