【はっとの勝手に名画鑑賞会】
第492回「愛・旅立ち」(1985)
1985年公開、舛田利雄監督作品、
「愛・旅立ち」を観ました。
公開当時、中森明菜の熱烈なファンだった僕なので、マッチとのラブ・ストーリーなど観る気も起きず、完全スルーしておりましたが、約40年の時を経て、やっと鑑賞することができました。
アイドル映画なのに、なぜか超常現象や死後の世界などを扱っていて、全く爽やかさを感じない(笑)カルトな内容の作品になっています。
挙げ句の果てには「大霊界」の丹波哲郎まで出てくるし(笑)
この作品、元々、先日観た「青春の殺人者」や
「太陽を盗んだ男」の長谷川和彦が監督する
はずだったのが、マッチの参入により事情が変わり、「ハイティーン・ブギ」の桝田監督が抜擢されたそうです。
いやあ、長谷川監督の3作目が、明菜ちゃんの
映画だったら、絶対歴史的な傑作になっていた
気がするので、惜しい感じがしますねぇ。。。
まあでも、歌もバカ売れ中で、しかも元々ファンだったマッチと恋愛に発展するきっかけになった作品なので、ある意味恋する明菜ちゃんが
最も輝いていた時期の姿が記録されていて、
この映画の彼女の笑顔の眩しさと言ったら、まさに神レベルで最高なのです♪
ただ映画評論家から演技を酷評されたことに
より、その後彼女は映画出演を一切拒否してしまうんですね。
いったいどんな評論家がそんな批評をしたのか
知りませんが、酷評されるほど演技も悪くないんですよね。むしろ初めてにしては、かなり
健闘してると思いますけどね。
マッチとのその後もあり、映画がトラウマみたいになってしまったのかもしれませんね。
このままコンスタントに映画出演を続けていたら、かなりの映画女優になっていた可能性は
高いので、それももったいない話ですね。
いずれにしても、彼女の真骨頂は歌ですからね。幸せな人よりも、そうではない人の方が
良い歌を歌えてしまうというのは、この世の常であり、そんな意味でも彼女の歌は間違いなく素晴らしいのです。
最近歌手として復活されてますからね、
引き続き中森明菜さんの活動を応援していきたいと思います☆
【人生はまるでロード・ムービー、
次回も一緒に過去に置き忘れた
宝物を探しに行く旅に出ませんか?】
それでは、また(^_−)−☆