【はっとの沖縄移住ミュージシャン日記】


343回「コザの素晴らしき夜」


先日のコザの「山ちゃん」の

ライブで、コバさん、たつ坊さんから

昔の沖縄やコザの話を

たくさん聞くことができました。




たつ坊さんからはコザでキャバレーを

経営していた父親の話や

コザ暴動翌日の街の様子など、



コバさんは、コンデショングリーンの

かっちゃんと親交が深く、

なんと!あの伝説のニワトリ首斬り

ライブを実際に現場で目の当たりに

している話(那覇市民会館の柿落としで

起きた出来事だそうです)など、





もう、なんかある意味、情報と

しては知っていましたが、

遠い昔と思っていた出来事が

いきなり目の前に現実として

突きつけられたような衝撃を

受けながら聞いていました。


その過激な日常を生きて来た

方達と、こうして沖縄で

ライブをご一緒できてるのも

改めて凄い話だと思いました。





当時はやはりベトナム戦争が

背景にあり、生きるか死ぬかの

状態の米兵達の狂気を受け入れて

いたのが、コザという街であり、

コンデショングリーンや紫などの

沖縄のロックバンドだったんですよね。


その過激さこそが戦地に向かう

米兵の心を唯一救っていたんでしょう。


内地のロックと沖縄のロックは

似て非なるものであり、

どちらが本物か?と言えば

言わずもがななんだと思います。


結局、沖縄に基地を押し付け

のほほんと見せ掛けの平和を享受

しながら生きて来た

僕ら本土の人間とは次元が

違うんですよね。


沖縄ブーム以前は本土の人間による

沖縄県民への差別も酷かったらしいの

ですが、そんな犠牲を強いておいて

感謝こそすれ、差別なんて

勘違いも甚だしいと思います。

まあ、差別なんてものは

無知な人間の愚行なわけですから、

日本人はもっと沖縄のことを

学ぶ必要があるなと改めて思いました。



沖縄に「なんくるないさ」と

「いちゃりばちょーでー」という

有名な方言がありますが、

その言葉の背景にある

奥深さを今一度噛み締めて

生きていこうと思いました。


素晴らしいコザの夜に改めて感謝m(_ _)m

そしてLOVE&PEACE


最後まで読んで頂き

にふぇ〜で〜びる。