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墨 言葉家はっち ブログ -EGAKU書-

『書』という字が『筆を手に持ち墨をつける姿の絵』から生まれたように
『絵を書くように自由に書を書いていく。』
※諸説あり


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『どうして日本人は英語喋れないの(にワーホリビザ持ってるの)?
僕達はワーキングホリデービザを得るために英語のテストを受けないといけないんだよ?
僕達の国では学歴ないと月給150ドルの仕事しかできないんだよ。
そして、フルタイムで働くと税金が上がるからみんなフルタイムで働かないんだ。
僕は裕福な家庭に育ったからオーストラリアに来れたんだよ。
君は日本に生まれて本当に幸運だね。』

僕は、一欠片の努力もなしに大きなアドバンテージを得ていた。

先人が長い時間と苦労を懸けて得たアドバンテージを『日本人』というだけで手にしている。

『日本人です』というだけで、

『日本のアニメを知ってるよ。』
『日本のサムライはカッコ良い。』
『日本は未来的だ』
『寿司好きだよ』
『日本人は信用できる』
『君が日本人だから助けたんだ』
『日本のこんなものを持ってるよ。』
『日本ってクレイジーでクールだよね』

いろんな事を言われる。
中には『そんな事まで知ってるの?』って事もある。

僕達は『日本人』である事に

『劣等感や引け目』を感じる事なんてないんじゃないか?
もっと『自信』を持って良いんじゃないか?

と、思うと同時に今の日本を背負ってる日本人や、これからの日本を背負う若者がしっかりバトンをつないで行かないと
未来の日本の子供達が困ってしまうんじゃないか?

『あの時代の祖先(僕達)が日本の未来を考えてくれなかったから日本はダメになって僕達は苦労してるんだ』

なんて言われたら本当に恥ずかしいなって思う。

『君は日本に生まれて幸運だね。』
この言葉に恥じない日本人で在りたい。

今日は、オーストラリアデイ。
246年前、イギリスのキャプテンクックが「国王ジョージ3世の名において領有する」と宣言し、238年前の1月26日から本格的に入植開始。原住民アボリジナル(アボリジニ)にとってはイギリスがオーストラリア侵略を開始した日。
その後、スポーツアボリジニハンティングや民族浄化政策(子供を親元から離し白人が育てる事でアイデンティティを崩壊させる政策)が始まる。
純血アボリジニはもう居ない。
ゴールドラッシュ時の中国人入植に危機感を感じ白人主義政策を進め、第二次世界大戦中に日本軍がシドニー港襲撃をした事や人口の10%が戦場に駆り出された事で反日意識が強まる。

しかし、同時に第二次世界大戦中にイギリス影響下からアメリカのマッカーサーの軍事指揮下に移った事や第二次世界大戦後アジアを中心とした独立運動の影響でイギリスが国力を落とした事などから1986年の完全独立(1901年にイギリスから独立したものの外交権もない半イギリス領有地状態だった)に繋がる。

今、『日本人に卵を当てると幸せになる』という差別意識も『独立国家オーストラリアがある』という現実も少なからず過去の産物だと思う。
『いま』が在るのは誰かにとっての悲劇と誰かにとっての喜劇がマーブル状に交わった歴史が作ったもの。
もう戻せないし強い色に否が応でも影響される。

そんな記念日の祝賀の花火をベランダから複雑な気持ちで見たよ。



これから先、

我が子を前にした時、

何を語れるだろう。

我が子に自分の人生の

何を誇れるだろう。



30歳を前にして
『自分の後悔を自分以外の
誰かのせいにしない。』


そんな物は自分の選択を正当化する
大義名分でしかないのは間違いないけれど、

背負えるだけの荷物を背負って日本を飛び出した僕には


まだ見えない物の方が多いけど、

今確かな事は、


「異国の知らない誰か」が、

「異国の知ってる誰か」になった。



フィジアン
インディ
フレンチ
オージー
タイワニーズ
チャイニーズ
ジャーマン
コリアン
カナディアン

こうやって上げた時に

顔が浮かぶってのは、
自分にとって本当に大きな変化だと思う。


日本に色んなものを置いて飛び出した僕は


数年数十年後、

これから出会う君に何を語れるんだろう。

これから出会う君に何を誇れるだろう。