今朝の寝起きは、リー・リトナー(Lee Ritenour)の「Market Place」だった。

目覚めから少し経って頭の中に湧き起った。

この曲は(確か)78年のアルバム『Feel The Night』に収録されている。
このアルバムは高校生の頃、初めて聴いたクロスオーヴァーのアルバムだったと思う。

当時はまだフュージョンという言葉はなく、クロスオーヴァーと呼ばれていた。

衝撃的なアルバムだった。
曲、演奏ともに素晴らしかった。
なにしろ演奏に圧倒された。

このアルバムは全編スティーヴ・ガッドがドラムを叩いている。ベースはエイブラハム・ラボリエル。

20年くらい前、このアルバムが初CD化リリースされたときのリトナー本人のコメントに「このアルバムの最初に録音した曲が、French Roastだった」というのが記されていたのを
覚えている。

この頃の若き彼らの演奏からは、超絶テクニックは勿論、勢いとキレの良さが聴ける。

この曲はコンテンポラリーな16サンバといったスピード感のあるナンバー。

哀愁を感じさせる旋律とスリリングなキメ、そして後半の疾走感は最高だ。
ブラボー!

『Feel The Night』、私の中では間違いなく名盤だ。