週末はバンドの練習と仕事のイベントでブログ書く時間がなかった。
9月2日(金)の東京JAZZを観た。(仕事絡みだった)
菊地成孔は観られなかったが、ラウル・ミドン、そしてJAZZ FOR JAPAN "LIVE" With Special Guest アル・ジャロウを観た。
今年の東京JAZZは国際フォーラムの中庭に出店や特設ステージがなく寂しかった。なんか盛り上がりに欠ける雰囲気を感じた。
ラウル・ミドン、彼の音楽を聴くのもライヴを観るのも初めてだった。
盲目の黒人シンガー・ソングライター。ギターの弾き語り(たまにパーカッションを交える)スタイルで滔々と歌い上げていく。
風貌は盲目ということでサングラスをしていて、スティーヴィーともダブったが、ルーファスのトニー・メイデンにも似ているような気がした。
実はそんなに期待していなかった。
が、見事に裏切られた。それはそれは素晴らしいパフォーマンスだった。
R&Bを基調にしたメロディアスなヴォーカル&アコースティック・ギター。思わずラウルの世界に引き込まれた。ある曲で泣きそうになった。
確かなギター・テクニックと心に染み入る歌声。立ったままでギターを抱えて歌う。ある曲ではボンゴを叩きながらギターを弾いた。
国際フォーラムAホールの広いステージにたった1人だけのパフォーマンス。ブラボーだ!
今度はもう少し小さいベニューで聴いてみたいと思った。
そして、JAZZ FOR JAPAN "LIVE" With Special Guest アル・ジャロウの登場。
日本の震災復興支援アルバム『JAZZ FOR JAPAN』のレコーディング・メンバーを擁したスペシャル・バンドだ。(ちなみに私はこのアルバムのプロモーションを全面的に請け負った)
メンバーは、トム・スコット(sax)、デヴィッド・T.ウォーカー(g)、ンドゥグ・チャンクラー(ds)、ヒューバート・ロウズ(fl)、デル・アトキンス(b)、クラレンス・マクドナルド(p, key)+アル・ジャロウ(vo)という布陣。
アルバムにも収録されたジャズ・スタンダード曲をやり捲くった。
4曲目からだったか、アル・ジャロウが登場する。「マイ・フェイバリット・シングス」を独特の歌唱で歌い上げた。
そして、何と言っても圧巻だったのは、ラストを飾った「Spain」。
このスペシャル・バンドでアル・ジャロウは「Spain」歌った。
アル・ジャロウをスペシャル・ゲストで迎えているが、まさかこのバンドで「Spain」をやるとは思わなかった。嬉しいサプライズ。
鳥肌が立ち、緩んだ涙腺から涙が滲んだ。
随分年を取って毛髪がなくなりふくよかになったトム・スコットだが、音&フレーズともに素晴らしかった。ヒューバート・ロウズのフルートも良かった。デヴィッドTもマイ・ペースで良かった。
普段R&Bやソウル/ファンク系の演奏が多いンドゥグ・チャンクラー
もさすがだった。まさにブラボーだ!
さすが百戦錬磨のベテラン達。落ち着いている。
まさに音楽を熟知しているミュージシャン達の演奏だった。
昨年の東京JAZZに自身のバンドで出演したアル・ジャロウだったが、はっきり言って今回の方が格段に良かった。
このスペシャル・バンドと演ったからだと思う。
終演後に『JAZZ FOR JAPAN』のCDを購入してくださった方々にメンバー全員が出てきてサイン会をやった。
私はスタッフとしてCD販売&サイン会開催の件を声を張り上げて呼び込んだ。
100人を超える人がCDを購入しサイン会のための長蛇の列ができた。
アル・ジャロウはCDに参加していないのに他のメンバー達と一緒にサインに応じてくれた。優しい人だ。
サイン会終了後、ンドゥグの4ビートの演奏を観るのは初めてだったので、そのことを言うと「昔は結構やってたんだよ。今はほとんどやらないけどね。」と人懐っこい笑顔で話してくれた。
実は昨日のリー・リトナーのギター・セッションとDMS(ジョージ・デューク、マーカス・ミラー、デヴィッド・サンボーン)も観たかったが、別のイベントの仕事があって観れなかった。非常に残念だった。
また来年の東京JAZZも楽しみにしたい。
是非続いて欲しい。