今朝の寝起きは、リー・リトナーの「What Do You Want?」だった。目覚めと同時に頭の中に沸き起こった。


この曲は70年代後半のアルバム『The Captain's Journey』に入っている。


私がリトナーを聴いた2枚目のアルバム。最初に聴いたアルバムは確か『Feel The Night』だった。


当時まだクロスオーヴァーと言われていた頃の音楽だ。この「What Do You Want?」、かっこいい。


パワーと勢いが漲り、強力なテクニックが迸る傑作だ。


私のアイドル、スティーヴ・ガッド(ds)が驚異的なドラミングを披露している。


当時16、7の高校生だった私はこのアルバムを聴いてぶっ飛んだものだ。


そのときの衝撃はかなりのものだったなぁ。


この『The Captain's Journey』と『Feel The Night』を聴いてから、

歌のない器楽だけの曲、当時クロスオーヴァーと言われた音楽に嵌っていった。


先日27歳のドラムをやっている音楽好きの青年と話した。

彼はクロスオーヴァー、フュージョン、Smooth Jazzといった音楽を全く知らなかった。


JAZZはどういう感じかは知っていたようだが、洋楽はほとんど聴かない状態だった。


その彼にリトナーを聴かせた。この曲じゃなかったけど『Feel The Night』に入っている曲を聴かせた。


「これ、かっこいいっすよ!!」と言って目を輝かせた。

彼らの世代は知らないだけで、聴けば響く。


これから彼に当時のいい音楽を教えてあげようと思う。


彼と話していて今の若い世代にもっといい音楽を伝えてあげたい、という気持ちが強くなった。


彼ら若い世代がいい音楽を知っていけば、日本の音楽シーンもいい方向に変わるかも知れない。