今朝の寝起きは、ポール・サイモンの「50 Ways To Leave Your Lover(邦題:恋人と別れる50の方法)」だった。目覚めから少し経って頭の中に沸き起こった。


この曲は70年代半ばのアルバム『Still Crazy After All These Years』

に収録されている。グラミー賞にも輝いている。


この曲(アルバム)は、スティーヴ・ガッド(ds)やリチャード・ティー(key)といった世界最高峰と言えるニューヨーク・オールスターズが演奏している。


特にこの曲のイントロのガッドのドラムは素晴らしい。当時音楽好きの間で話題になっていた。テーマ部分は哀愁を帯びたマイナー調だがサビから一気にR&B調のグルーヴに変わって盛り上がるかっこいい曲だ。


私は07年にリリースしたジョン・トロペイ(g)のアルバム『Tropea 10 - The Time Is Right』の制作に大きく関わった。このアルバムはこれまでジョンが数多くのアルバムで演奏してきた有名曲をカヴァーするというコンセプトにした。ということでほぼ全曲カヴァー曲。


その中にこの「50 Ways To Leave Your Lover」も入れた。ポール・サイモンのアルバムでもジョン・トロペイがギターを弾いている。このジョン・ヴァージョンでもスティーヴ・ガッドはイントロで同じプレイをした。ブラボーだ。


う~ん、思えばこのレコーディングを最後にニューヨークに行ってないなぁ。