お久しぶりです。

 

やっと、日本のあちらこちらにいる親族の子供達の進路が、おおむね落ち着きました。

 

今年は大学受験を経験した親族は多くが波乱万丈で、最後まであきらめずに受験するという「根気・忍耐」が試された年だったように思います。変化や急な進路変更に弱い子達が、懸命に「急遽」の対応に挑む、という大きなチャレンジを強いられつつも、なんとか通過してくれました。

 

私立大学よりも、地方の公立などを志望した子達のほうが、案外すんなりと進学できたような気すらしています。今年は私立大学の受験がかなり難しかったように、結果として思います。

 

ここ数年の、大学進学をしていったお兄ちゃん・お姉ちゃんを見ていたからか、小学校受験や中学校受験をする親族の子達も少し増えてきているようです。少し大人しめの、ひっこみじあん系の親族の子数人は大学付属の学校に入り、小学校受験をしておしまいにする、そのまま中・高・大学へ上がる、という方向性を試してみるようです。

 

「勉強が頑張れるのはどうやら今だけだ」と考えた親族の親が、中学受験をさせて、そのまま系列の大学へ進学させる、という方針に切り替えて、小学校高学年の短期だけ集中して頑張り、中学に合格、というケースも出ました。

 

昔と違ってきているのが、高校の3年間で大学受験の準備をして大学へ、という定番な傾向が、定番ではなくなってきている感じです。中高一貫教育の公立・私立に通う子を見ていると、中学から高校の5年間で大学受験の準備をして、最後の高校3年生で志望校への対策を万全にする、という「長期コツコツ型」になっているような感じがしました。

 

一方で、上に書いたように、受験時期を前倒しにして「小学生の受験科目数が2科目~4科目のうちに、大学付属の中学を受けて大学へそのまま上がる」「小学校受験をして、そのまま大学まで困らないようにする」というような試みをする若い親族の親たちが増えてきています。あとは私立高校に通っていた親族の子達は早々に推薦で大学を決めた子が多かった年でもありました。

 

これも、時代の変化や変更される予定の大学制度への意識、自分の子供の特性を知りつつ「成人するまでの18年をどう過ごすか」という長期にわたる見通しから、逆算して、方向性を考えているのだなぁ、と思います。

 

今回のように、私たちの時代のパターンで主に私立大学の受験を考えていたケースでは、「いつもとなんだか違う」(おそらく一般入試の定員枠が減少した影響での難化)変化にはうまく対応できない、ということも出てきていました。時代の変化に応じて親側で新しい情報を取り入れてみたり、教育のプロのご意見を参考にしたり、親側が学ぶ・意識を変える努力が必要になりました。

 

「変化に対応していく」親側にも特性があったりして、なかなか難しいのですが、そうしないと受験の当事者である子ども達は、情報がどこにあるのか、どれが必要な情報か、を分別できにくいので、どうしてもこの部分の補強が必要になってきます。今回はそれを親族の親側が非常に実感しておりました。

 

子ども達のいろんな戦が終わり、今となっては、それぞれの家庭、親子、夫婦がベストを尽くしたのではないかと思います。私も親族の子達のサポートが少し落ち着いてきました。入学する学校が決まったり、不登校の子もフリースクールを決めたり、大学の入寮も済んだり、その中で私ができることは付き添いや過去の大学の先輩としての助言や案内、一人での生活のコツや自分の特性からくる失敗とその対策についてのアドバイス、ぐらいで、この先は、子供達が自分で他人である新しい友人や先生、学校関係者とやっていくので、手を離れます。

 

それぞれの子達が、それぞれの自分らしい自分が歩む、自分が望む、自分で決めていく人生を大きくとらえすぎず、思いつめすぎず、少しずつ試すぐらいの気持ちで、試してはやり直し、上手くいけば学び、そういうぼちぼち、の歩みを積み上げてくれたらいいなと思います。

 

よい春が迎えられそうです。また、少しずつブログ記事も書いていこうと思います。

 

 

 

 


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