うちの一族は、発達障害持ちにしては偏食は少ない方だと思います。農家で、食べるものは自前なので、それも影響しているのかもしれません。



ただし、ここ近年、10~15年の間に生まれた子たちは偏食家が多いです。原因はわかりませんが、生まれながらに偏食家です。


よく、母乳で育てると味覚がよく育つといいますが、うちは代々母乳育児です。ミルク缶が高いからという理由でなんですが、農作業している時も、搾乳した母乳を冷凍してあるので、それを母屋にいる祖母があげたり、代表で残っている者が赤ちゃんに飲ませています。ということで、別に母乳育児に偏食が関係しているわけではなさそうです。



一族代々、大皿をバーンと出して、全員で一斉に食べるスタイルですが、偏食家の子は麺だけ食べる(鍋は食べず、鍋の後の雑炊のときにうどんを入れてそれだけ食べる)とか、白ごはんだけ延々と食べるとか、味噌汁はかろうじて飲むとか、そんな究極レベルの偏食家が生まれた子供の半数ぐらいいます。



それで、対処法はということですが・・・

味覚過敏か触覚過敏か、どちらか、もしくは味覚鈍麻だと思うので、食事について強制はしません。原則として「必ず何か食べれるものを腹いっぱい食べる」ことはさせます。3食、決まった時間にきちんと食べさせます。保育所の給食も食べないので、おにぎり持参でそれだけ食べるとか、小学校でも給食は食べず、持参したおにぎりだけ食べるとか、そんな感じです。



長じてどうなっているかというと・・・少しずつ、食べられるものが増えています。麺類でも、うどんだけだったのがパスタやラーメンというバラエティーが増えてきて、野菜も「このドレッシングをかけたら食べられる」というような工夫ができるようになってきました。


触感で食べれない子は、自分が成長するにしたがって、ぱりぱりしたものは好みに合うとわかれば、ぱりぱり系を良く食べるようになったり。


ねっとり系がダメな子は、長芋やなめこ、納豆やクリームパスタなんかを避けて食べるようになったり。


大学生ぐらいになると、デートにも出かけることもあって世界が広がるようで、帰省したときに自慢げに食べれるようになった食材やレパートリーを発表しています。


それと、身体に影響は・・・ということですが、180cmを超えるカッコいい健康優良児に育っていたり、スポーツマンに育っていたり、お腹ぽっこり系でも寝込むような病気はしないので、基本元気です。アレルギーの皮膚疾患や副鼻腔炎、花粉症などはありますが、背が小さいとか、病的にやせ細るとかはないです。



なので、幼少期の偏食は、食べれるものが何か1つあって、それをたらふく食べさせていれば、青年期になってからもう1つ、2つ、と食べれる物も増えてきますし、あまり気にせず「とりあえず食べればよい」精神でおおらかに育てて問題ないと思います。



味覚鈍麻で、塩を山ほどかけないといけない、というような場合は病院で指示を受ける必要があると思いますが、我が家では「味があまり美味しいと思わない、うまい、がよくわからない」というタイプの味覚鈍麻なので、それも身体の成長にはあまり問題ないです。鈍麻なくせに、チョコとアイスが大好きで、成人してからもおやつの時間に欠かさないようなので、何か一つ楽しんで食べれる物があれば、それで人生OKだと思っています。






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