前に書いた記事の中で、「ぎゃん泣きで寝ないあかちゃん」の話を出しました。
感覚過敏な赤ちゃんというのは、生まれたときから泣き通しです。定型一般の、普通(?)の赤ちゃんなら泣きやむだろうことにも、逆効果です。
例えば
・抱っこすると反り返って泣く
・とんとんとなだめると、火がついたように泣く
・背中に布団が触れると泣きわめいて寝ない
・おしめも服も、体に触れるもの全部が嫌な様子で泣く
・お乳をあげても、上げる前も、結局泣きわめいている
という、何をしても無駄な泣いてばかりの子も産まれます。このタイプの赤ちゃんは、もれなくアスペルガーか自閉症スペクトラムですが、我が一族の場合は、どちらかというと成長すると言葉が遅い、宇宙後を話すマイペースさんになっています。環境の変化に弱く、幼稚園に上がる頃にまた「講堂に入るとぎゃん泣き」とか、そういう風に変化してきます。
さて、夜のことですが・・・
泣きわめいて寝ないからといって、そのままにしておくと親も付き合わされて睡眠不足になり、仕事(農作業や兼業)に差支えます。ならどうするか、というと「お腹の中と同じ状況」を人工的に作り上げます。
その時につかうのが、おくるみです。
こんなのです↓
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寝てほしい時は、おくるみで「手足がばたばたしないように」ぎゅっと強めに巻いてあげます。最初の反応が面白いのですが、ぎゅっと巻きつけると、「何が起こったんだ!?」とばかりにもそもそします。でも巻いたまま放置しておくと、すぐ落ち着きます。
自閉症系の親族はみな、「体を圧迫されること」が好きだと思います。年長者は着物が大好きです。帯をぎゅーっとしめておくと、とても気分よく過ごせるとよく祖父母も言っていました。子供達も、遊びで布団をつかってロール巻のようにぐるぐる巻きにされるのがとても好きです。そのまま、頭と足だけ出して気持よいからか寝てしまう子も続出します。
赤ちゃんの頃に、母親のお腹の中でぎゅっと小さくなって子宮に圧迫されて生きてきたのに、外界に出て手が足がばたばたする「不安感」が、もしかしてあるから良く泣くのかな?とも思います。環境の変化に弱い性分は生まれたときから顕在ということでしょうか。
ぎゃん泣きで睡眠不足な親族の家庭では、遅かれ早かれ、おくるみに全面的に頼っているので、これは発達障害家系の我が親族の中では、欠かせない育児アイテムの一つです。
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