以前、長男の「スポーツ」について書きました。

 「スポーツ」といっても、かなり偏りがありますが。


 

 でも最近は、アニメなどの野球モノやサッカーものも観るようになり、時々ピッチングやバッティングのフォームを真似しています。何故か「左投げ右打ち」ですが……。実際にやれば、左打ちのほうが絶対にやりやすい筈だとは思うのですが、まだそのレベルには達していません。

 ただ、先日、学童保育の高学年行事に行った際、体育館内で長男と、「ソフトボールとバレーボールの中間」くらいの大きさのボールで「キャッチボール」をしてみました。実際に「ボールを投げる」という動作は、やってみないと「感覚」が掴めないからです。

 いずれは、「バットでボールを打つ」という動作も体験できるといいのですが、なかなか機会がありません。というか、その前に「バットにボールが当たるのか」……正確には「ボールにバットを当てられるのか」という懸念がありますが。

 父親である自分が、右でも左でも投げられ、右でも左でも打てるので(ただし、どちらも大したことはない)、どちらの「見本」もある程度はできそうではあるのですが……。

 

 さて、前回も話題にしたボウリングですが、最近は段々と慣れてきて、8ポンドのボールを投げるようになりました。この程度になると、もはやあまり「競合」しないので、そのへんのハウスボールで十分です。よく「体重の10分の1が目安」と言われるボウリングのボールですが、体重25キロ足らずの長男、ポンドにすると約55ポンドですので、8ポンドのボールというのは結構重い筈。

 ですが、「重いボールのほうがまっすぐ遠くに届く」ということを体感して理解しているようです。

 某大手のボウリング場では、女性用に爪に負担がかからないボールを置いたりしていますが、それが7ポンド球に設定されていますから、その辺の成人女性よりも重いボールを投げていることに。

 

 ボウリングはさておき、空手。

 昨年、冬の審査で9級に昇級して、オレンジ帯に銀色の線が1本入りましたが、今年の秋審査で8級に合格。とうとう「青帯」になりました。

 空手を始めた2年生の終わり頃には、「黄帯(6級)以上はどうみても無理そうだけど、せめて青帯の8級くらいまでいけばいいかな。青色好きだし」と思っていましたが、2年以上経っても白帯のままで、これは無理だと思っていました。

 通っている空手の教室は、本格的な「道場」ではなく、子供向けスポーツクラブで、その「道場」から派遣されてくる先生が指導するものなので、レベル的には「入門編」。幼稚園から小学生までが対象なのですが、見ていると、最も「オレンジ帯(9級・10級)」が多く、次いで「白帯(無級)」、「青帯(7級・8級)」、「黄帯(5級・6級)」……「緑帯(3級・4級)」以上は滅多にいません。「緑帯」や「茶帯(1級・2級)」がいる、と思ったら、先生が「手伝い」に連れて来ている道場の生徒だったりします。

 そんな中、青帯以上は4分の1程度しかいないので、かなり「上級者」に見えます。6年生ではありますが、3月生まれということもあり、身体が小さく、その辺の4年生のほうが大きかったりするので、あの身体で青帯をしていると、何か確かに上手そうに見える……。

 

 先日、たまたま時間ができたので、空手をやっている様子を見に行きました。

 青帯になってからは初めてでした。

 

 稽古の最中、やはり集中できない子は少なからずいるのですが、その子たちにつられることなく、真剣に集中して稽古に参加しているのを見て驚きました。本人も帯の色が変わった自覚が芽生えたのか、白帯の小さな子たちの面倒まで見ていたりします。何より、集中力が持続するようになった気がします。

 稽古が始まる前や、途中の休憩時などにも、鏡に向かって「型」の確認をしていたりするのには驚きました。始めた頃は、それこそヒーローものの「変身」ポーズくらいしかしていなかったので……まあ、素人から見たら「似たようなもの」かも知れませんが、本人にとっては、やっている「意味」が違います。

 

 色々と心配しましたが、やらせてみて良かったと思います。

 上達することは、それほど考えていませんでしたが、本人にとっては昇級することで上達を実感できていると思いますし、何よりも集団の中で行動することの「訓練」になっているのは間違いありません。