映画「ハイキュー」はご覧になりましたか?
バレーボールの漫画の中では名作と呼ばれているもので、アニメ化されてから、ようやく人気の場面が映画化されましたね。
漫画「ハイキュー」は名言も多いですが、今日は主人公の日向翔陽に注目したいと思います。
発達グレーゾーンとどう関係するのかと思う人もいらっしゃるかと思いますが、日向翔陽の生き方は私たち親が子どもたちに伝えていきたい強いメッセージがあると思っています。
主人公の日向は運動神経は抜群ですが、バレーボールをするには体格がかなり不利。スペックとして背丈がまず必要なスポーツの世界で、かなり小柄な選手です。
でも日向はいいます。
「俺は飛べる!」
日向は体の体格が不利なことも十分に受け入れ、それでもなおバレーボールの道を進んでいきます。
漫画なので、ありえないよねって思ってしまえばそれまでですが、
発達グレーゾーンの子育てにおいてとても大事なことを伝えてくれていると思うのです。
周りと同じように出来ないことが目立ってしまう子どもたちでも、必ずいいものを持っているはずです。
でも子どもたちは自分1人では狭い世界でもがいてしまっていることが多いのです。
思春期に入った発達障害グレーゾーンの子どもたちは、自分たちがみんなと同じように出来ないことは十分に理解しています。
それはまるで、日向が自分は背が小さいことを理解しているのと同じように。
それゆえに心の行き場をなくして動けなくなってしまっているのです。
私たち親が子どもがどこに興味あり、やりたいことに繋がるのかを観察し、導いていくことができれば
「俺はこれができる!」と
言わせてあげることができるのではないでしょうか。
これからどんどんAIが発達していき変化していく時代です。
今あるものから考えずに、この先どんな未来になるのか積極的に情報収集し、我が子が自分を受け入れ、そして「俺はできる」と言って活躍する場を探し求めていきたいですね。