20代の頃に書いた曲で、ここ数年はライブで演奏しなくなった曲なのですが、古いSDカードに残ってた音源を使ってYouTubeにアップしました。
よかったらご覧ください!

昔、この「帆船」を含むセットリストのライブをしてた頃、観に来てくださった当時の上司から「なんか夢を追いかけよう的なこと言われてもピンとこないな、もっと疲れ果てたサラリーマンの心の響くうたをつくってや」と言われたのですが、

今はその気持ちがよく分かります(笑)


ライブの感想を伝える時って、無難に「よかったよ」とポジティブに伝える方が言う方も楽だと思うのですが、敢えて正直に感想をおっしゃって頂いてありがたかったなと思います。とはいえ正直、その当時はなんだかもやっとしましたが(笑)


同時に、この曲を書いた頃に感じていたある種の生きにくさみたいなものも当時の正直な気持ちであり、その頃の自分にはこういう風にしか表現が出来なかったという部分もあったと思います。


で、今は自分も「疲れ果てた中年サラリーマン」となり、当時の上司に今なら応えられるような曲も何曲か書けたような気もします。同時に、「帆船」を書いた頃からは感じ方や考え方が変わってきているので、等身大の今の自分と曲の内容にギャップが生じてしまって、次第とライブでは演らないようになってきてるんだろうなと思います。

あと単純にキーが高くてつらい、コードが難しくて耳コピできない、という情けない理由もありますが。


昔書いた曲が全部「今は演らないリスト」に入るかというとそうでもなく、僕のように私小説的に歌詞を書く人間にとっては、それぞれの曲で扱っている感情を今も持ち続けてるか、そうでないかで演る演らないが決まってくるんだろうと思います。


人の感じ方や考え方が時の経過とともに変わっていくものだとすれば、そして、等身大のうたでないと聴いてくれる人に伝わらないとするならば、やはり曲は書き続けないといけないなと改めて思う次第です。