邦題サブタイトルは
『世界一安全な戦場』
選挙コンサルタントの八田晋呉です。
2016年公開のイギリス映画
『アイ・イン・ザ・スカイ』を紹介します。
あらすじは以下の通りです。
(Wikipediaより)
イギリス・ロンドンで、
イギリス軍のパウエル大佐(ヘレン・ミレン)は、
国防副参謀長ベンソン中将(アラン・リックマン)
のもと、アメリカ軍のドローン、MQ-9 リーパー
偵察攻撃機を使い、英米・ケニアによる合同
テロリスト捕獲作戦を指揮していた。
合同チームは、上空2万2千フィートを飛んで
いるMQ-9 リーパーと現地の偵察用小型ドローン
により、ケニアの首都ナイロビの隠れ家に潜んで
いるアル・シャバブのテロリストたちを確認した。
屋内の昆虫型小型ドローンにより、テロリスト
たちが自爆ベストを着用して犯行予告映像を
撮影し、今まさにテロを決行しようとしているこ
とが発覚する。
英米・ケニア合同軍はテロの被害を未然に防ぐ
べく、捕獲を諦め、テロリストへの攻撃を決定する。
アメリカ合衆国ネバダ州の米軍基地では、ドローン・
オペレーターのスティーブ・ワッツ(アーロン・ポール)
が、パウエル大佐からの指令を受け、ミサイルの
発射準備に入る。
だが、発射準備に入ったその時、目標のそばの路上
で、隠れ家の隣に住む少女アリア(イシャ・タコウ)が
パンを売る準備を始める。
予期せぬ民間人の巻き添え被害の可能性が生じた
ため、内閣府ブリーフィングルーム(コブラ)に詰める
軍人や政治家たちの間で議論が勃発する。
パウエル大佐は、少女を犠牲にしてでもテロリストを
殺害することを主張するが、政務次官・閣外大臣は
民間人の犠牲を避けようとし、合意には至らない。
少女を救うため、司令部は彼女の売るパンを買い上
げるよう現地工作員に命令を出すが、失敗に終わり
アリアはパンを売り続ける。
最終的に、司令部は巻き添え被害による少女の死亡
率を50%以下に下げた地点を選んで攻撃することを
選択するが、アリアは爆発に巻き込まれて怪我を負い、
搬送先の病院で亡くなる。
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この映画自体がある意味において、
ダブルスピーク(二重語法)の構造を持っています。
英米連合軍側では、
80人の民間人の命をテロリストから救うために、
ひとりの少女の命が犠牲になったというやむおえ
ない事実として記録認識され、
テロリスト側からは、
何の罪も無い子どもがただただ無残に虐殺された
とプロバカンダされるのです。
戦争とは、
自国民の命を守る戦いであると同時に、
相手国民の命を奪いに行くという行為です。
この映画の唯一の救いは、
現地の武装戦闘員(反英米軍)が、
ドローンからの爆撃を受けて瀕死の重傷を負った
少女を病院に連れて行ってくれと父親から懇願され、
少女をトラックの荷台に乗せるために、トラックに
装備されていた機関銃一式を道路に投げ捨て少女
を運ぶためのスペースを作るシーンです。
タイトルの、
アイ・イン・ザ・スカイのアイ(目)とは、
2万フィートの上空から見下ろすドローンの目で
あると同時に、天空からひとり真実を見ている
神の目とも言えるのではないでしょうか。
本作は、2016年に亡くなった、
ハリーポッターシリーズのスネイプ役などで
おなじみのイギリス人俳優アラン・リックマンが
出演した最後の実写映画です。
